選挙戦が始まりました。ただ、どこの党の政策もあまり変わらないような感じがします。
・現金給付
・賃金アップ
・積極財政(赤字国債による積極財政とは言わない)
藤井聡教授。この方、ゴリゴリのMMT論者で、積極財政を支持しております。
この方の本、読んだことあるのですが、個人的にはしっくりきませんでした
話は飛びますが、東日本大震災のときの復興予算は32兆円です。そのうちの4割の12.4兆円は増税によって賄われます。復興特別税です。
復興特別税は、民主党・野田政権の時に成立しました。ちなみにこれを提言したのは、菅前首相が任命拒否して話題になった日本学術会議です
所得税を支払うときに、2.1%割増で支払うことになっております(2037年までの25年間)
僕は年間で約2,000~3,000円の復興所得税を支払っておりますこれを25年間支払うことになるので、復興のため50,000~75,000円+復興住民税として10,000円(年1,000円✕10年間)を負担することとなります。もう少し負担しても良いと思っていますが
さて、東日本大震災の時はこのように財政支出と国民負担のスキームがあったのですが、コロナ対策では、このような国民負担の話は出てきません。現金給付も積極財政もほぼ赤字国債が財源です
では国民は何も負担する必要がなく、そして将来的に何のリスクもないのでしょうか
そのようなうまい話は、無いのではないかと思います・・・
僕は通貨(円)の減価、という形で国民が負担することになると思っております。
自国通貨建てで国債を発行できる国は財政破綻しない、でも通貨は減価し円安となってコストプッシュのインフレ・リスクが高まる。そう考えていては政治はできないのでしょうかね