今回はMTWの内部エンジンを簡単に紹介していきます。
MTWの内部エンジンは3種類
種類内部ユニットはアッパーレシーバー内に収納されています。電動ガンの位置関係でいうとシリンダー部です。
MTWの内部エンジンはインフェルノ Gen2、リーパーGen2、リーパーMの3種類です。
インフェルノ/リーパー Gen2は電磁弁です(ロワフレーム部の電子基板で制御) リーパーMはメカニカルバルブで開閉を行なっているので電磁弁ではありませんが、区別が面倒なのでこのブログでは電磁弁の仲間として扱います。
インフェルノ Gen2
リーパー Gen2
動作方式はセミ/フル両方、インフェルノと違ってドゥエルタイム(ガス吐出量)の調整機能はありません。ガスの吐出量は固定です。なので初速はインナーバレル交換、レギュレーターの調整で変更することになります。ちなみにインフェルノと同じバレル長、レギュレーター出力だと初速が若干低下しました。
ノズルは待機状態は前進していてトリガーを引くとノズルが後退→前進発射です。吐出量、ノズル位置が一定の為理論上は精度が高くなる、らしいです。ですが箱出しではその真価を発揮出来ません。所謂上級者向けのユニットになります。
※2021年12月26日誤記訂正
リーパーGen2でもインフェルノと同様手順でフルオート・バースト設定、ノズルの後退量調整が出来ました。インフェルノと違ってガスの放出量は変えられませんので初速は基本的に変わりませんが給弾に影響が出ます。かなり重要な点を誤解していたのが恥ずかしい限りです。お詫び申し上げます。ドゥエルタイムの調整については別途記事で取り上げます。
リーパーM
作動方式はセミオートオンリーです。
リーパーGen2との違いは基板制御からメカニカルバルブの開閉制御になったことでしょうか。分かりやすく説明するとリーパーGen2から電子基板を外し、メカニカルバルブと専用トリガーに交換すればリーパーMになります。基板がないので悪天候でも気兼ねなく使えます。ただ、電子制御ではなくなったので上2つのユニットに比べてトリガーストロークやレスポンス面で劣ります。と言っても固定ガスガン系と比べて断然有利ですしレスポンス面は改善可能です。
動画だとこんな感じになります。
欠点はリーパーGen2と同じく箱出しではまともに機能しない点でしょう。また、12gカートリッジでリーパーMを運用するのはオススメしません。何故なら12gカートリッジは途中で外すことが出来ず、リーパーMはフルオート機能がない為ガスを抜くにはセミオートで撃つしか方法がない為です(レシーバーピンを抜けば放出出来ますがパッキンを痛めます)
取り敢えずリーパーMで遭遇したトラブルを解決済みの物含め箇条書きします。
ノズル関連
・給弾不良、二重給弾する
・弾道がゴミ
・ノズルが前進しない
その他
・燃費が悪い
・トリガーの戻りが遅い
・セレクターセミオートポジションでトリガーが引けずフルートポジションでしか引けない(当然セミオート)
・メカニカルバルブのoリングからのガス漏れ頻発
画像赤丸で囲った部分のOリングです。
ざっと書き出しましたが上記のトラブルは解決可能ですしノズル長の調整をしっかりやれる方であればポテンシャルを引き出せるでしょう。
長くなったので今回はここまでにします。