ついにキャンセル
借主・貸主のお客様双方に喜んでもらえたと思っていた物件が解約になりました。
借主の男性は、大企業に勤めているのですが、どうしても賃料発生日で折り合えなかったのです。
サラリーマンですから、土日しか内見もできませんし、引越しも土日になるのは仕方ないことです。
しかし、貸主であるオーナーさんに不信感を持たれてしまったために、それすら認めてもらえなかったのです。
そもそもは、申込みをすると決めたときに、賃料交渉をしたことがはじまりです。
その時点では、オーナーさんは、管理費2,000円と賃料を1,000円を信頼している不動産屋さんからの頼みということもあり、引いてくれました。
申込み日が土曜日でしたから、借り上げ社宅という法人契約ということがわかっているだけで、会社の手続きにどのくらいの時間がかかるかがはっきりしません。
そこで、相談されたので、できるだけ長い4月1日としておいて、あとは、会社とオーナーさんとの話合いにまかせるしかない、とアドバイスをしました。
会社側から契約日は、3月中でもよいけれども、本人が引っ越すのが4月中旬以降なので、15日を賃料発生日にして欲しい、と不動産屋さんに電話してきたそうです。
しかし、不動産屋さんは、すでにオーナーさんにお願いをしているので、4月1日で突っ張っりました。
そこで、困った総務の担当者から、状況を知っているから、と連絡がありました。
せっかく気に入った物件ですし、若い二人の門出ですから、なんとかオーナーさんに頼んでくれないかと、不動産屋さんに無理をお願いしました。
時間がかかりましたが、不動産屋さんもなんとか1週間だけ遅らせてくれるという了解を取ってくれました。
事情を知った本人も引越しを早め、10日(土)にしたのですが、こんどはその10日を担当者が主張し、オーナーさんにとてもそれ以上頼めない不動産屋さんは7日を譲りませんでした。
感情的になっているオーナーさんもですが、どうして同僚である本人の身になって新婚生活を考えることができないのか、総務担当者の姿勢がなんとも不可解です。