ずいぶんご無沙汰しております
病気でもなく、ネタが無い訳ではなく、まぁまぁ深い理由は無く、でして
毎度おなじみ関西地方電気事業百年史によりますと
大正13年2月 貴志川水電によって20kwで運転開始
昭和15年3月 事業者が南海鉄道へ
昭和17年4月 事業者が関西配電へ変わるとともに名称が貴志川発電所となる
昭和22年10月 廃止
第28回電気事業要覧によりますと
有効落差6.05m
出力 20kw
となっています
初訪問は2011年8月
ただしこの時は発電所がどこにあるのかは残念ながら特定できず
(だいたいあの辺だろうなってアタリはついていたけど、どうやって行ったら良いのか分からずでして)
そして2015年11月
それまでに数回この地を訪れていたけれど、先を急いでいたり、時間が無かったりで後回しになっていて
どれだけ残念な思いを貴志川に流してきたことか
この日は何名かの方に聞き込みができ、農作業をしているおじさんから有力な情報が!
そのおじさんによりますと
「この下の橋渡って右行ったら行けらよぅ、でもあんまり人が行ってへんから草いっぱいかもしれへんけど」
草いっぱい
草いっぱい
草いっぱい
草いっぱい
草いっぱい
行ってみた
ウゲっ
11月とはいえこれは萎える
何と!
少し掻き分けて進むと何とも安らかな道があるではないですか
こんな水路跡もあるんですが、たぶんこれは農業用のものじゃないかと思われます
じゃじゃーん
だがしかし
何かモヤモヤっとしたもの見えるでしょう?
これ、いっぱい虫が飛んでるですよ
水かけたり、木の枝で追っ払ったり
こんな所に来るのに虫が大嫌いなもんだから大変大変
意を決して頭を突っ込む
腕を伸ばして写真を撮る
顔に虫がいっぱい当たる
中はこんな感じ
(ぼっとん女子トイレの中に入ってる変態のようです)
とはいうものの疑問が
頭を突っ込んだところが放流口だとしたら・・・
どこに水車があったんでしょう?
聞き込みしたおじさんは、「昭和28年の水害の前はここらの川ももっと下(深い所)を流れてた」って言ってた
じゃぁ、ここに放流口があるのはおかしい話になってくるし
水量が豊富でほぼダム式って考えたら上部水槽が要らないから?
それらしきものがなーい