宝永2年(1705年)に東山天皇の側室新祟賢門院が夢で、白狐が南東の森に祀って欲しいといわれ創建された神社です。
辰というのは十二方位で東よりも少し南側、南東と東の間なのですが、御所から見た方位です。
この辰という方位は発達、発展運、芸能運などがある事が知られています。
この森を通ると琴の音が聞こえてくることから、琴を奏でるのが上手な狐と言うことで芸事をする人に人気となっています。
境内は狭いのですが、見所があります。
福石伝説というのがあり、貧しい夫婦が祈願をしていたところ、満願の日に境内で眠ってしまいました。目を覚ますと黒い石を握っていたそうです。
そこでその石を神棚に祀っていました。
やがて子どもを授かり、美人に育った娘は大名の側室になったとのことです。
黒石は授与品として出ています。
ところで、御辰稲荷神社は節分の時が賑わう神社で、満足稲荷神社と熊野神社の三社を巡拝する三者巡拝券(1500円)というのが出ています。これをもらって巡拝すると福袋がもらえ福引きが出来るというものです。
こちらの宝船の絵も有名で、昔ながらのシンプルなものです。
古い宝船図は七福神は乗っていないものが多いですね。
現在は数種類もあるそうです。
https://goo.gl/maps/rBiiLMhSLvRpWmka7