N194 : 天竜浜名湖鉄道が廃止の危機…存廃かけてプロジェクトチーム発足 | 一日一鉄 ~ほーぷの鉄道ニュース~

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日本全国全鉄道路線(JR・私鉄両方)を完乗した経験を元に、鉄道業界に関して戯言をぶちまけていくブログです。現在は日々の鉄道ニュースへのコメントがメインですが、そのうち乗り鉄記録を整理して載せていくかも知れません。

 第三セクターの天竜浜名湖鉄道(静岡県浜松市)の将来を検討しようと、沿線市町や地元企業の幹部らでつくるプロジェクトチームが発足した。初会合が16日、浜松市役所であり、存廃も含めた話し合いが始まった。

ええええ!!! 寝耳に水とはまさにこのことです…。

天竜浜名湖鉄道は、静岡県掛川駅~愛知県新所原駅を走る天竜浜名湖線(通称天浜線)を運行する鉄道会社です。
以前、N071 : 駅修繕維持費を寄付金で ~天竜浜名湖鉄道 駅オーナー募集~でも取り上げましたとおり、文化財登録されている天浜線11駅のオーナーを寄付金で募集し、文化財の改修に取り組もうとしていた経緯もあり、決して黒字経営でないことはわかってはいました。
しかし、こういう取り組みに積極的に動いていることから考えても、このタイミングで存廃含めた議論が起こるとは夢にも思っていませんでした。

確かに、東海道本線のバイパス線として作られた経緯のある国鉄二俣線を第三セクター化して作られた鉄道ですから、最初から経営が楽なわけがないのです。
2010年度の経常損益は約1億9千万円の赤字ということで、これだけを見ていると鉄道の存続は限りなく赤信号です。

しかし、この天竜浜名湖鉄道は登録有形文化財に登録されている施設が沢山あることでも有名であり、文化的価値がある鉄道路線でもあります。
単純に赤字経営だからといって廃止という流れだけは避けてほしいものです。

自分も天竜二俣駅の駅オーナーになっているので、きっと天竜二俣駅のどこかに自分も名前が掲載されているとは思いますが、まだ駅オーナーになってから天竜浜名湖鉄道に乗りに行っていないので、近いうちに必ずや乗りに行きたいと思います。
自分の力などわずかばかしでしかありませんが、少しでも存続に向けた活動に貢献して行く姿勢が必要だと思いますので…。