まぁ、とりあえず“樹海”の“恋人同士”を…
カードの更新の手紙がやって来たときに、思いついたことを
『○○にメールでも出してみよぉぉぉと』
○○様
日頃より、mtsskにお付き合いいただきありがとうございます。
早速ですが、mtsskの試用期間が、まもなく終了いたします。
更新の手続きは、随時行っておりますので、ご都合のよろしい日に、ご訪問ください。
(改行×15)
と、こんなことを思ってしまうほど、○○に対して、自信がありません。
こんなおっさんですが、今後とも、よろしくお願いいたします。
『って、こんなメール出したら、怒りそうだなぁ。…やっぱ消そ…』
一日終えるたび
「今日もあなたのこと
大好きでした。」と
そっと胸に想う
「こんな日々がずっと
続きますように。」って
星降る夜空に
願ってみたんだ
『う、うわぁ、送信しちゃったよ。やべぇ、もっ回送っとくか?電話した方がいいか?』
思い返せば ほら
泣きつかれた日もあったけれど
こんな夜をいくつも越えて
たどり着いた場所
そして幕開けたストーリー
なんだか夢みたいなリアル
少し照れ笑いながらも
つないだ手は
メールは、最後まで見てください。
『まずは、送信と、さて電話しとこ』
きっと数え切れぬほどの
愛の予感が溢れだしている
どうしようもないくらい
ふたりは恋人
携帯の電話帳から、○○の番号に合わせ、発信を押そうとしたとき、
♪その船を漕いで行け~ と、着信が。
『うゎっ、やっぱり○○からだ。はい、mtです』
『どういうこと!』
『メールの事ですか?』
『そうよ!』
『最後まで、読んだ?』
『読んだわよ。だから、今から、そっちに行くから!ちゃんと説明してもらうから!』
ツーツー
『やっぱり怒ってるし、って、最後まで読んでないよな』
過去のイタミだとか
後悔したことも
あなたに出会えて
全部チャラになる
他愛ない会話の途中に
またひとつあなたを知り
あたしがまだ気付かなかった
自分を見つける
いつも見慣れた景色でも
あなたが隣にいるだけで
色を変えて カタチ変えて
まぶしくなる
きっと待ち受ける未来は
たやすいことばかりじゃないけど
それでも一緒にいたいとと想う
恋人なの
ガチャ
『おっ、来た来た』
急いで、玄関へ。
『いらっしゃい…』
○○は無表情のまま、私を無視するように、唯一のイスに腰掛け、私を睨みつけている。
『何か、飲むって、言っても、インスタントコーヒーか、紅茶ぐらいしか無いけど…』
『いいから、こっち来て、説明して!』
『メールの事?って言うか。○○、本当に最後まで読んだ?』
『読んだわよ。…どうして、ああいう事書けるわけ、やっぱり私の事、遊んでるの?』
『遊んでるって言えば、いろいろ楽しんでるけど、そういう意味じゃないよなぁ。
ちょっと、○○に送ったメール見せて』
『メール?何でよ』
『いいから、見せて』
『え~と、sskのメール、メールと、あったあった。“○○様…、…ご訪問ください。”』
『続き、続き』
『続き?』
『まだ続きがあるって』
『空白…“と、こんなことを思ってしまうほど、○○に対して、自信がありません。
こんなおっさんですが、今後とも、よろしくお願いいたします。”』
『そういう事。…ごめん。回りくどいことして』
『本当。…ssk、もうちょっと、自信もっていいのに』
『あんなことがあるとね。いまいち…』
『あんなことって、×1になったこと。…忘れさせてあげるから、今は、私がsskの側にいるからね』
『…あぁ、ありがとう』
ふたり幕開けたストーリー
独りじゃないと感じられる
少し照れ笑いながらも
つないだ手は
きっと数え切れぬほどの
愛の予感が溢れだしている
だって紛れもなく 他でもない
あなたとあたしは
恋人同士なの
『で、更新手続きの方は、どうしましょう?』
『まだ言うか。バカ!』
『はは…』
『…更新してあげるわよ。ずぅぅぅぅぅとね』