やっぱりこの時期は、玩具問屋は忙しくなるようで、倉庫が、いっぱいで、何がなにやら…。
今日は、角型、丸型のプールの箱を、大量に大移動、おかげで、汗がだらだら…。
途中から、左手首が痛み出し、騙し騙し作業するのも、一苦労…。
『う~、早く風呂入ろー。』
と、いつものようにMyチャリ“フリーダム”を部屋の前に止め、部屋のドアへ。
『…信じよう二人だから~』
鍵を差込み、グリッ、ガチャ。
『ん~、あれっ?』
開錠したはずなのに、ドアが開かない。
再度、鍵を差込み、グリッ、ガチャ。
『お~、開いた開いた。何やってんだか』
いつものように、プレイヤーを止め、サングラスを外し、部屋の中に。
『んっ、何の匂い?んん~』
ドアを閉め、薄暗いので、電灯のスイッチを探す。
『おかえり』
『あぁ、ただいま…。はぁぁぁぁぁ』
ゆくっりと目線を上げると、目の前に○○が居た。
『びっくりした。今日はねぇ、ハンバーグ作っちゃった』
『へぇ、久しぶりに食べるなぁ…。じゃなくて、何で、部屋の中にいるの?』
『じゃーん』
○○は、見覚えのあるキーホルダーを目の前にちらつかせた。
『それって、この部屋の鍵だべ。それって、いつも、ここに置いてあるはず』
いつも持ち歩く鍵と、スペアキーには、ハート型と、星型のキーホルダーがつけてあった。
目の前にちらついているのは、スペアキーの星型のキーホルダー。
『この前、持って帰っちゃった。(*⌒∇⌒*)』
『あらっ、そうだったんだ』
『怒った?』
『怒ってはないけど、びっくりした…のと、ちょっと、感動…』
『えっ、何で』
『いつも部屋に帰ってきても、誰もいないし、『おかえり』なんて、久しぶりに聞いたし、何より、目の前に○○がいる』
『ごめんね。勝手なことして…』
『…』
『どうしたの?』
ハグっと、○○を抱きしめた。
『キャっ』
『ありがとう』
無い無い…、ありえない妄想…。