早朝5時。
仕事に行くため、マンションの駐輪場に行った時、何か生き物の気配が...
振り返るとそこにいたのは、キタキツネ。
痩せた身体で、距離にして2mくらいのところから、私を見ている。
目があっても逸らすことなくわたしを見ている。
自転車の鍵を外して、自転車を動かし道路の方に向いたら、まだ私を見ている。
たぶん、どこかで人間に食べ物をもらったんだろうと思う。
何か食べ物が欲しいという気持ちが入った眼力がとても強くて...
私はなんだか悲しくなった。
あんなに痩せていて、食べ物をあげたくなるけど住宅街だ。
1度あげたら、またやってきてしまう。
野生の動物が人間に、こんなに近づいてしまうのはやはりだめだ。
自転車に乗りその場を離れた。
でも、あの目が心に残ってしまって辛い。
早朝から涙目で、自転車を走らせた。
この辺は、よくキタキツネを見かける。
ちょっと行けば自然が沢山あるから、恐らくその辺に寝床があるんだと思う。
野生で強く生きてくれ...
だけど、思い出したら涙が浮かぶ...。