公共の場でのマスク着用、感染症を予防
サージカルマスクは
医療従事者が医療業務に従事する際に、
自身や周囲の人を感染から守る
ためにつけています。
不織布でできているマスクがほとんど。
家庭用のものより
フィルターの目が細かいものが使われています。
14日間、公共の場でサージカルマスクを
着用した場合、着用しない場合と比較して、
かぜ・コロナ・肺炎の症状発症リスクが有意に減少。
ノルウェー 公衆衛生研究所発
【方法】
ノルウェーの全国ネットのテレビ、ラジオなどを含む
さまざまなメディアとデータ収集会社を通じて
18歳以上の参加者を募集し、
同意(オンライン同意書)が得られた参加者
4,575例(介入群2,313例、対照群2,262例)
女性60.9%、全体の平均年齢は51.0歳
介入群および対照群に1対1の割合で無作為に割り付けた。
介入群には、サージカルマスクを無料で提供し、
14日間にわたり公共の場
(ショッピングセンター、街中、公共交通機関など)
ではマスクを着用してもらった。
対照群では、公共の場では
サージカルマスクを着用しないよう指示。
【結果】
かぜ症状の報告は
(せき・痰・鼻水・発熱など)
8.9% vs.12.2%
マスク着用により発生が有意に減少していた。
限界オッズ比は0.71(p=0.001)、
絶対リスク差は-3.2%(p<0.001)
本試験は、北欧の通常のインフルエンザシーズン
2023年2月10日~2023年4月27日に実施。
<不織布マスクの付け方>
裏おもてを逆につけると効果がないので、
マスクのヒダ、プリーツを見ます。
鼻に当たる部分、ノーズピースを上にしたとき
プリーツが下向きになっている方が
おもて
自分から見て外側。
裏おもてを確認したら
ノーズピースを鼻のねもとにあて
頬の形に合わせて
ピッタリ隙間を無くしてください。
鼻が出ていたら、効果はありません。
マスクを顔に当てて、
顎の下まで覆うように
マスクのプリーツを伸ばして
耳紐をかけて着用します。
ひもが外からマスクを
押さえつけるようについているのが正解です。
裏面についているものは
横もれしやすいので効果が半減します。
耳ひもがゆるすぎると
十分な効果が得られないので
自分の顔に合ったサイズを選んでください。
【引用文献】