大豆食品は子どもの知能を高める
大豆食品由来のイソフラボンの摂取量
が多い学齢期(7〜13歳)の子どもは、
摂取量の少ない子どもよりも
注意力と思考能力が高い。
アメリカ イリノイ大学発
大豆や大豆食品には
イソフラボンが豊富に含まれている。
イソフラボンは、成人を対象にした研究では
記憶力を向上させることが示されているが、
子どもを対象にイソフラボンのベネフィット
を検討した研究はあまり実施されていない。
アメリカには
子どもが日常的に大豆食品を摂取する
習慣はあまりない。
【方法】
対象:7〜13歳の子ども128人
7日間にわたる食事摂取内容の記録を用いて
主要栄養素、微量栄養素、ビタミン類、
イソフラボンなどの1日当たりの平均摂取量を算出。
学年で調整した筆記試験により
対象者の全般的な知能を評価、
加えて、フランカー課題と呼ばれる課題
をこなす間の脳波検査により
情報処理速度と注意力を測定した。
【結果】
対象者の大豆食品からのイソフラボン摂取量は
平均1.33mgと相対的に低いものの、
その中で、摂取量の多かった子どもは
少なかった子どもよりも、
注意力に関する課題を行っている間の
反応速度と情報処理速度が速いことが明らかに。
【結語】
大豆食品に含まれるイソフラボンが
小児期の認知能力にとって重要。
【引用文献】
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