いびきと認知症リスクとの関連
年齢とともに
増加するいびきと
認知症リスクとの関連は、
議論の的に。
イギリス オックスフォード大学発
【方法】
登録時、認知症でなかった
参加者45万1,250人のデータを用いて、
いびき(自己申告)と認知症発症との
関連を評価するため、
統計学的手法を用いて分析した。
【結果】
参加者の真ん中の22万5,625番目の人
の追跡期間が13.6年
その間に認知症を発症したのは、8,325例。
いびきは、すべての原因による認知症
およびアルツハイマー病のリスクと関連。
高齢者、アルツハイマー病に関連すると言われている
APOE ε4対立遺伝子保有者で関連性が強かった。
いびきは肥満と関連していることが
よく知られているが、
アルツハイマー病との遺伝的な関連は
むしろ、
アルツハイマー病の前駆症状として
体重減少が起こり、
いびきが逆に減った場合に
認知症発症の初期指標として
より一層の注意を払うべき、としている。
【引用文献】
Gao Y, et al. Sleep. 2024 Jun 29. [Epub ahead of print]
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