アライ使用後の
肛門からの油漏れにご注意
大正製薬からドラッグストア買える
肥満治療薬「アライ」が発売されました。
脂肪分解酵素「リパーゼ」の阻害剤
食事の中の
中性脂肪を分解させない薬です。
海外では1998年に発売されています。
油脂が分解されずにそのまま出てきます。
大正製薬が実施した
日本での臨床試験1)では
おならをするとこの油漏れ
を起こしたケースが 34.2%
おならと一緒に脂まじりの便が
出てしまったケースが23.2%あったそうです。
英文で出されたものをまとめると
1. 症状
悪臭:便が非常に臭く、
トイレや下着にまで臭いが残る場合が
下痢・軟便:下痢や軟便になりやすく、
便がコントロールしにくくなることが。
便意の増加:便意が頻繁に訪れ、
外出先などで困ることが。
ガス:腹部膨満感やガスが出てしまうことが。
2. 原因
Alli(アライ)の主成分であるオルリスタットは、
脂肪を分解する酵素である
リパーゼを阻害することで、
脂肪の吸収を抑制します。
しかし、リパーゼは脂肪だけでなく、
便臭の原因となる物質も分解する役割も。
そのため、Alliを服用すると、
便臭の原因となる物質が分解されずに便に残り、
悪臭が発生すると考えられているそうです2)。
悪臭を避けるためには
脂肪の多い食事を避ける必要があり、
脂肪の多い食事を避けることができれば、
この薬を飲む必要もなくなる。
何か馬鹿げた薬のような気がします。
【引用文献】
1)
2)https://www.drugs.com/alli.html