若返りの万能薬

メトホルミンの問題点

 

メトホルミンは現在、

米国食品医薬品局(FDA)により

2型糖尿病治療としてのみ

承認を受けています。

 

 

前糖尿病状態に対する抗糖尿病薬として

現在推奨されている唯一の薬剤です。

 

 

いくつかの試験において、

 

肥満、妊娠糖尿病、

抗精神病薬による体重増加、

多嚢胞性卵巣症候群など、

 

さまざまな適応外使用が

現在調査中。

 

 

メトホルミンは安全な薬剤

と考えられています。

 

 

安価で普遍的に入手可能な本剤が、

疾患状態に対し有効かどうかを

調査することは有益です。

 

しかし、

 

1)消化器関連有害事象や、

2)ビタミンB12欠乏症の可能性、

3)骨格筋発達の鈍化、

4)腎機能障害者における

  乳酸アシドーシス(極めてまれ)

5)N-ニトロソジメチルアミンを含む

  長時間作用型が

  発がん性を有する可能性

 

などの有害事象の潜在的リスクを

考慮する必要があります。

 

1)下痢(40.9%)、悪心(15.2%)、

  食欲不振(12.3%)、腹痛(10.5%)

  が添付文書に記載されています。

 

  1日500〜750mgから始めて

  2週間以上空けて増量していくと

  上記の副作用を訴えた患者さんは

  いません。

 

2)メトホルミンがによるものか、

  糖尿患者がビタミンB12欠乏に

  なりやすいのか、

  はっきりしません。

 

  ビタミンB12が野菜に多いと

  勘違いしている患者さんが多いの

  ですが、

 

  ビタミンB類は葉酸を除いて

  動物性タンパク質に多く含まれて

  います。

 

  糖尿病は、糖質の摂りすぎ、

  米、パン、麺やお菓子の食べ過ぎ

  が原因です。

  そのような食事をしている人は

  動物性タンパク質が基本、不足して

  いる人が多いからと考えられます。

 

3)逆に、筋肉量の減少を抑制する

  という報告もあり、

  真偽のほどはまだはっきりしません。

 

4)腎機能が低下している患者さんに

  メトホルミンを処方すると

  乳酸アシドーシスが発生しやすい

  と言われましたが、

  発生数は10万人年あたり9人と

  非常にまれ。

 

  メトホルミンを内服していなくても

  糖尿病の患者さんは

  10万人年あたり10人、

  乳酸アシドーシスが発生している

  ので、全く関係ありません。

 

5)N-ニトロソジメチルアミン

  (NDMA)含有でも

  1日許容量であれば、

 

  1500mgを10年間

  毎日服用しても

  発がんリスクは許容範囲内と

  計算されています。

 

【結論】

新型コロナの時もそうですが、

製薬会社大手は、

メトホルミンのような安価な

薬に関する研究費を

出したがりません。

 

新薬を出して売れた方が

儲かるからです。

 

むしろ国をあげて、

安価な薬の可能性を

追及すべきだと

私は思います。

 

ヒドロキシクロロキンや

イベルメクチンが

新型コロナ治療薬として

十分効果を発揮していた

にもかかわらず、

高額な治療薬しか認可

されませんでした。

 

(詳しくは↓↓↓

The Real Anthony Fauci 

人類を裏切った男

を一読ください)

 

【引用文献】