アルツハイマー病の治療に結びつく

最有力候補:TRIM11

 

変異タウタンパクを除去してくれるから。

 

 

しかし、

TRIM11の発現を増やす経口薬の実現は

まだまだ時間がかかりそう。

 

詳しくは↓↓↓

 

 

筋肉美を追求するボディビルダーが

筋肉増強のために常用することで

知られる経口サプリメントに

アルツハイマー病治療効果があるかもしれない。

 

筋肉増強サプリメントでアルツハイマー病治療!?

 

β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸(HMB)は

運動で筋肉量を増やしたり筋力を高める

のを助けたり運動能力を改善するために

ボディビルダーや運動選手(アスリート)が

常用するサプリメントとして知られています。

 

 

HMBはおよそ無害で、

たとえ長期間服用しても現在まで

問題になる副作用は見つかっていません。

 

 

Cellの姉妹誌Cell Reportsに発表された

マウスでの研究の結果1)

 

 

ペルオキシソーム増殖因子

活性化受容体アルファ(PPARα)は、

 

特定の脳領域と神経および神経を支えるグリア集団で

選択的に発現し、抗酸化反応、神経伝達、神経炎症、

神経新生、およびグリア細胞の増殖と分化を調節。

 

 

HMB(β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸)は

脂肪酸代謝に寄与する

核内受容体PPARαを活性化することで

マウス脳の海馬の機能を向上させた。

 

 

また、HMBは脳のアミロイド病変を減らし、

アルツハイマー病マウスの記憶や学習を改善。

 

 

PPARαが欠如している海馬神経やマウスでは

HMBの有益効果は認められず、

HMBはPPARαを介した仕組みで

神経保護作用を持つらしい。

 

 

ひょっとして、ヒトに対しても

HMBが同じ効果を発揮するかもしれません。

 

誰も証明して見せてもいませんし、

ヒトでの研究もなされていません。

 

ネズミで証明できたことが

100%ヒトでも起きることを

期待しないでください。

 

ご注意を!!

 

 

【引用文献】

1)筋肉増強サプリメントである β-ヒドロキシ β-メチルブチレートは PPARα に結合し、マウスの海馬機能を改善します(仮邦題

Muscle-building supplement β-hydroxy β-methylbutyrate binds to PPARα to improve hippocampal functions in mice.