俺のデビュー作「42時間の恐怖」の出目昌伸監督が亡くなった・・

まだ12才だった俺は父親役の鶴田浩二さんと母親役の市原悦子さんのとてつもないおっきなオーラを感じながら、とにかく必死に演じたのを覚えている

しかもお姉さん役が名取裕子さんで犯人役が小林薫さん

あるシーンで鶴田浩二さんと二人芝居

監督のカットという声が響き

鶴田さんから「中々良い演技だったぞ!」と肩を叩いてくれた事が、後の芸能界に進む俺の自信と勇気にどれだけ影響したことか・・

そんな演技指導を厳しくも優しく包み込むような心でしてくださったのが出目昌伸監督だ

オーレンジャーが決まる年

仕事もなく、バイトに明け暮れ、先が何も見えない状況の自分に絶妙なアドバイスをしてくれたのも監督だった

信念の一言は万軍に勝る

俺も勇気付けられる激励の一言を初声る人間になりたい

監督、ゆっくり御休みください

お疲れ様でした