学習内容を教えたあの件から、理佐と私は距離が近くなり、親友と呼べるような関係性になった。
理佐といえば私。私といえば理佐。
何回もお泊まりに行って、もう恋人のような存在。というか、私が勝手に恋人になりたいって思ってるからだけど。
今日も理佐の家でお泊まり。
見慣れた部屋に一つのベッド。私は理佐とそのベットで寝る。
ベッドに潜って話をする、と思いきやスマホ三昧。
目に悪いと思ってても辞められないんだな、これが。
「理佐、」
理「どうしたのよ〜、話したくなった?」
「私が好きって言ったらさ、理佐はなんとも思わない?」
理「解釈によって違うかな〜」
「…例えば?」
理「友達としてなら、私も好きって言うけど、恋愛としてって言われたらなんかね。」
「なんかねって何、笑」
理「由依のことは大事な友人でもあり親友でもあるからこそ、ちょっとびっくりしちゃうっていうか。そんな関係性になるとか想像できないし、私は由依と親友止まりでいいかな〜って。」
「そうなんだ。」
理「で、由依の思ってる好きはなんなの?」
そんなの、恋愛に決まってるのに。
「友達としてに決まってんじゃん笑」
私は、理佐と離れないために、自分の気持ちを押し殺した。
理「だよね、私も由依のこと好きだよ。」
でも、ちょっとでもいいから、私の事恋愛として好きって想ってよ。
理「そろそろ寝る?」
「うん、眠たくなってきた。」
理「電気消すね〜。」
真っ暗な部屋。心も真っ暗になりそう。
ごめんね、好きになった私が悪かったんだよ。
これが恋の、終わりだった。
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どうも、笹宮です。
重要って訳でもないんですけど、話したいことがありまして。
投稿頻度がかなーーり不定期になります。
一気に出す時もあれば、全く出さない時もあります。
限界受験生なので許してください。
リクエストの存在忘れてないですよ〜。
ちゃんと消化しますからね。待っててください。
では。