田村さんの家は、私の部屋と違って整理整頓がきちんとされており、居心地が良かった。
田「適当に座ってていいよ。外暑かったでしょ?」
田村さん自身も暑かったはずなのに、他人のことを気遣ってくれてなんて優しいのだろう。
「めっちゃ暑かったですよね、」
田「冷房付けるね。」
「ありがとうございます。」
快適なほど涼しくなり、田村さんから話をされる。
田「いつ寝る?まだ早い?」
「別にいつでも大丈夫ですよ。」
田「今から寝てみる?」
「良いですよ。」
私は田村さんの隣で眠った。
田「おやすみ。」
「おやすみなさい。」
これが、田村さんとの最後の会話だと、
思いもしなかったけど。