「貴方の名前は ほの ですか?」
『そうだよ。 たむらほの って名前。』
「私の名前分かる?」
『分かんない。教えて。』
「私の名前は…」
また目覚めてしまったが、遂に名前を知れた。
たむらほの。漢字は分からないが、可愛い名前。
「…たむらほの。」
天「いや誰?笑」
「夢の中の人。たむらほのって名前らしい。」
天「おっ、遂に知れたのね?」
「私の名前は知らないって言ってた。というか、本当にたむらほのって人が実際に存在するんじゃないかって思い始めてきた。」
天「そこらへんに居そうだけど。」
「明日、出かけてみよっかな。」
天「気分転換とたむらほの探し?」
「うん。本当に居る気がしてきた。」
天「応援してるよ。多分居ない気がするけど。」
「居たらすごくない?」
天「いたら拍手してあげる。ね、夏鈴。」
夏「何の話?」
天「はあ…、まあいいや。」
夏「…たむらほの探しでしょ。」
「え、聞いてたんだ。」
天「意外と夏鈴聞いてるんだよね。」
夏「夏鈴は居るって思ってる。こういうのって信じた方が楽しくない?」
「だよね〜」
天「夏鈴が信じるなら私も信じよ。」
本当に たむらほの は存在するのかな?