「付き合う…?」





理「付き合いたいんでしょ?なら付き合おうよ。」






え、こんな私みたいなリアコオタクが報われていいんでしょうか?






「こんなリアコオタクでも、好きになってくれますか?」






理「リアコだったんだ笑、」






引かれたかも、終わった。





もう人生終了のお知らせ。






理「私も由依にリアコかもね?」





理「だから、付き合って。」







呼び捨てで読んでくれて、告白を受けて、私の脳はパンクしそうだ。







「は、はい、、」







こうして私は、推しメンと付き合うことになった。






 




「そちらが良ければなんですけど…」






理「ん?」







「タメでお話できたらな…と。無理だったら別にいいです、」







理「え、そんなこと?笑」





理「逆にタメの方がいいんだけど笑」







「理佐可愛い、本当に付き合いたい顔面してる、抱きたい、キスしたい、結婚したい、、これが今の本音です、、」







理「やっぱりオタクモード発動してる笑、というか私たち付き合ってるからね?」







「付き合ってる…推しメンと付き合ってる…」






 理「あと、キスしたいなら早くして?私の口はいくらでも貸すよ?」






「ください…」






理「いいの?」






「その可愛い唇にキスしたいです、、引かないでください、、」






理「じゃあ、してあげる。」








ファーストキスは、推しと。







甘くて、蕩けるように、これ以上の幸せはないぐらいの幸福感に浸って、愛し合う。







理「好きでしょ?」





「…推しとキスした…。本当?」





理「もう推しじゃないでしょ?彼女でしょ?」







「彼女…響き最高すぎる…」






「でもやっぱり、推しは推しだからさ。」






理「いつまでも由依は私のオタクなんだろうね?笑」






「推しを目の前に推し活が出来るの最高すぎ…。しかも彼女だし…」






理「じゃあ私は、由依の推し活しよっかな笑」








推しが私を推しにしてくれて、お互いに推し活をする。







そんな幸せな日常は、きっと当たり前じゃないかもね。










私はずっと、理佐の虜なんだろうな。