ポルトガル・リスボンでのスタート予定だった2008年パリ・ダ
カールラリー〈通称:パリダカ〉は治安悪化を理由に主催者で
あるA.S.C.(Amaury Sport Organisation)がきのう、正式に
競技中止を発表しました。
本来なら今日1月5日から始まる予定だった。
大会が全面的に中止になったのは史上初となる。
詳しい中止決定に至った経緯が公式リリースで明らかになっ
たがそのリリースによると、去年12月24日にパリダカのコー
スの一部に盛り込まれているモーリタニアで起きた観光客が
襲撃され4名が死亡、1人が大怪我を負った事件があったこと
。この事件に関与しているのがテロ組織であるアルカイダの一
派だという事態。当初、主催者であるA.S.C.も大会実現には問
題ないとの声明を出していたが、フランス政府からのキツイ勧
告を受けて、大会中止を決めたという。
レースは今日5日(土)ポルトガル・リスボンをスタート、20日(
日)にセネガル・ダカールにゴールする日程で、問題の地域・
モーリタニアは11日(木)第7ステージ~19日(土)第14ステー
ジまで通過することになっていた。
近年パリダカは治安悪化が囁かれていて、ここ数年では、参
加ドライバーが襲撃されたり、参戦車両が燃やされたり、ガソ
リンなどが盗まれる事件が毎年のように起きている。
今大会の注目は三菱自動車勢の8連覇がかかっていただけに
ホントに残念ですね・・・