投資の成果、は家族間であっても特に共有しなくてよい。 | なちゅの市川綜合研究所

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(※写真は昨年のタリーズコーヒーの福袋に入っていたテディベアです。本文とはたぶん関係ありません)

 

今週は有名個人投資家のお方がメディアに登場して「最近は株で爆益フォー!」みたいな発言をなされて、投資をされない多くの方の反発心と望まれぬ増税議論を招いてしまっていますが、儲けた自慢に代表される投資の成果は特に言わなくてもいいのかなと思います。

 

ネット上ならまだ兎も角、リアルに人付き合いのある友達や、職場や近所の人に言わなくていいのは人付き合いのマナーとしても当然ですが、極論が大好物の私(笑)に言わせれば、家族にすら言わなくてもいいんじゃないかと思います。先に投資の成果を家族と共有するメリットを一応挙げておくと、ひとときの喜びを分かち合える、将来の不安が少し減る、会話のネタになるといったところかと思います。

 

一方、考えられるリスク(デメリット)については列挙すると以下のとおりです。私は男性ですので、そちら側の視点で書いていますが、ここではジェンダー的な話は論点としておりません。

 

①投資額縮小のリスク

これが最も危ないです。損した場合は言うに及ばず、儲かっている場合ですら「何やってるの早く売ろう!現金にして銀行口座にお金を移そう!」と安定志向の奥様から言われてしまうリスクがあります。もし言いつけを守らずに売らないで、その株があとで下がったりした場合には更に旗色が悪くなります。

 

②小遣いの減額リスク

こちらも①同様に儲かっても、損してもどちらもあり得ます。損した場合は「補填しろ」という展開になり得ますし、儲かった場合は「そんなに要らないわね」という展開が想定されます。どっちにしても泳ぎ幅が減るのでいいことはありません。

 

③何か買えリスク

儲かった自慢だけをしても、その時点では奥様は1銭も得をしていません。大して面白くもない投資の自慢話を聞いていただいたのならば、旅行なのかアクセサリーなのか、キッチンリフォームなのかは知りませんが、目に見えるベネフィットを提供して喜びをわかちあうのも夫婦間マナーのうちだと思います。少しの自慢話が思ったより高くつく可能性があります。

 

④おしゃべりされてしまうリスク

自身は家族にしか儲かったことを共有していないつもりでも、もし奥様がおしゃべり好きだった場合は、想定外のところでディスクローズされてしまう可能性があります。二次情報の共有先はお友達なのか、近所のママ友なのか親戚なのか分かりませんが、話に尾びれ背びれが付いた場合、宝くじが高額当選した時に謎の親類・縁者がどっと増えるのと似たような展開が想定されます。

 

⑤下がると気まずいリスク

文字面のとおりです。特に今月は最終週の週央まではずっと相場の調子がよかったので、この週末にかけてどんよりされているご家庭が多いのでは・・・と推察します。

 

 

ざっと思いつくだけでもこのくらいあります。勿論、儲かったことで生活に余裕が出来そうなので、ライフプランの見直しを一緒に相談する・・・とかの話だったら当然いい話なのですが、単なる儲け自慢だけだと上記のような展開も考えられます。そのため、たとえ家族間であったとしても他人のように慎重になったほうがよいのかなと思います。

 

何かみなさまの“お気付き”になるようなことがあれば幸いです。

 

 

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