フードコートで景気の変調を感じる。 | なちゅの市川綜合研究所

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■フードコートで景気の変調を感じる。
私はイオンなどのショッピングセンターにあるフードコートが好きでよく
行きます。フードコートは俗に言う「街角景気」ではありませんが、庶民
の景況感を肌で捉えるのには最適な場所だと思っています。

基本的にフードコートを利用する客層は、概ね以下かと思います。
 ・(まだ落ち着きのない)子供を同伴しているファミリー
 ・商業施設の従業員ないし近隣のオフィスワーカー
 ・1人客
 ・生徒、学生の客
で、これらの客層に共通するところは金銭的な節約志向が相対的に強
めであり、高額なフルサービス型レストランを避けて来ているパターン
も少なくないかと思います。

一昔前のフードコートと言えば、たこ焼きや焼きそば、ラーメン、もしくは
インストア型のミニマックなどが定番でしたが、最近はラーメン専門店や
ステーキ、本格的な中華・アジア料理などを出すようになっており、客
単価が飛躍的に上昇したように思います。「いきなりステーキ」のような
客単価1,000円を超える業態が出てきたり、イオン幕張新都心に出現
した高級フードコートなどは、その最たる例かと思います。

で、ここからが本題です。私はよく「誰が」「どういうもの」を食べているの
かを観察しているのですが、最近はフードコート内で最も安いメニューを
食べている人が明らかに増えた気がします。具体的に言うと「丸亀製麺」
や「はなまるうどん」、「すき家」などです。特にうどん系の選好率には
目を見張るものがあり、老若男女を問わず圧倒的な支持を得ています。

同じ麺類でも「リンガーハット(単価550円~600円)」の集客は一段落ち、
ラーメン屋(店にもよるが700円~800円)はさらに落ちている印象です。

そんなわけで、中間層を相手にする「プチ贅沢」商売はこれから厳しく
なってくると思います。具体的に言うとクリレスなどは消費者の節約
志向がモロに効いてくる業態ばかりですので、要注意だと思います。


※オマケ画像
本文中で節約志向がどうこうと散々言っておきつつ、私は1,000円超
のローストビーフ丼をいただきました。これも優待がなけれたぶん
注文しないメニューだと思います。味はまぁまぁ美味しかったです。
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