仏教の言葉は、
意味の深さだけではなく
表現がとても美しいと思います。


今日は、その中の一つを
ご紹介したいと思います。


掬水月在手
弄花香満衣


水を掬(きく)すれば月は手に在り
花を弄(ろう)すれば香が衣に満つ


秋の月夜に
手で水をすくってみると
はるか彼方にある月が
掌の中に映り
自分のものとなる


春の花畑に行って
花を摘んでいると
花の香りが
衣服にしみこみ
自分の香りとなる


夜空に輝く月も
野に咲く花も
すべての人に平等に
輝き、咲いている。


しかし


眺めているだけ
待っているだけでは
何も手に入らない。


自分の手で水をすくう
花畑に出かけて花を摘む

こうして

自らの働きかけがあってこそ
手に入れることができる。




物質的なものは
他人任せにしても手に入るが、

心の輝き、豊かさは
他人任せにはできません。



何事も受け身ではなく、
自ら働きかけることが大事だよ

ということです。




仏教は実践行動学です。
何かひとつでも
自ら実践してみませんか?
必ず何かが変わるはずです💕



瀧本光静先生のブログ
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花の香りをまといましょう