貴重な場所を提供してくれた、FTSN関西(フェアトレード学生ネットワーク関西)のみなさんありがとう^^
以前、2年程前にも京都大学で長坂教授と、渡辺教授の講演会があり大変勉強になりました。
あれから、「フェアトレード学」という著書も出版され、日本NPO学会優秀賞という賞も受賞されたそうです。
こちらの著書はすごくオススメなので、フェアトレードの勉強をされている方はぜひ読んでください。
フェアトレード学-私たちが創る新経済秩序
さて、まぁ講演の方は大して著書から話はあまりかわらなかったような気がします。
時間も限られていましたので重要な点をいまいちどといったところでした。
質疑応答では、つい最近フェアトレードタウンとして認証された、熊本市のことの話が多かった気がします。
詳細はフェアトレードくまもとのホームページにて。
さて、私からは三つ質問をさせて頂きました。
かなり難しい話になるので、あまりフェアトレードご存じないかたは読んでもわからないかとおもいます。すみません><
①最近、欧州の方ではフェアトレードの認証を得るのに加えて、既存の環境基準の認証を得たりする、W認証の製品が増えているということですが、なぜフェアトレードの基準に環境についてのことが含まれているにも関わらず、環境基準の認証を得る必要があるのか。
②エシカルという言葉と、フェアトレードという言葉の違いはどこにあるのか。エシカルが最近普及しはじめるなかで消費者が混乱するのではないのか、どうお考えか。
③著書において、WFTOの認証マークとして、製品に貼り付ける事の可能な認証マークを策定中とあったが、これについての新しい情報があるか。
①につきましては、
フェアトレードの認証基準というだけでは、環境問題に取り組んでいるというインパクトがあまり足りておらず、すでに一般的に浸透している環境の認証マークを得ることによってさらに付加価値をつけることができるという点があるそうです。
私個人の意見としては、この件についてはなんとも言い難いです。
フェアトレードが、環境に取り組んでいるにも関わらず、フェアトレードマーク+環境マークをつけるようになってしまえば、他の環境マークを得ていない、フェアトレードマークの商品というのが、まるで環境に取り組んでいないかのような誤解をまねく危険性があるように思えるからです。
今一番、フェアトレードについての多い誤解の一つが、フェアトレードはお金を少し割増て生産者に与えているだけ
というものです。こういった誤解から多くの批判が生まれてしまっています。
②エシカルとフェアトレードはほとんど似たような言葉ですが、エシカルという言葉の方が、より広範囲のものを表す言葉。フェアトレード商品でないエシカル商品とは「生産者のスキルアップ、エンパワメント、キャパシティビルディングなどには一切関わっていない」という点。
フェアトレードは、生産者のエンパワメントが重要視されますが、エシカルの考えのもとにおいてはあくまで消費者視点の為、生産者のエンパワメントにまでは力はいれていないという事です。
この件についても、なんだかもやもやしてしまいます。
消費者からとってみれば、フェアトレードもエシカルも似たようなものです。どちらか片方に統一できればいいのにと強く思ってしまいます。
③これについては、まだ新しい情報がないとのこと。5月にWFTO総会があり、出席予定だったそうですが、くまもとのフェアトレードタウンの件に忙しく出席できなかったとのことでした。
なぜこの件が重要かといいますと、FLOは様々な商品の認証基準をつくっていますが、手工芸品については基準をつくっておらず、認証マークをつけることができないからです。
といいますのも、認証基準をつくるためには、その製品の製造過程、素材等を綿密に調査して基準をつくる必要があるからです。雑貨、手工芸品とはその土地に根差した素材をつくっていることがおおく、それらと環境や製造過程をいちいち調べるというのは莫大な仕事量になってしまうので手工芸品においてはいまのところ除外されている形なのです。
そのため、WFTOが商品につけれる認証マークを策定している最中だったということです。
まさにKapwaの取り扱うアクセサリー、雑貨がこれに該当するのでぜひとも聞きたいところだったので残念です。
さて、質問は以上のとおり答えて頂きました。
その他、渡辺教授とは、フェアトレードを仕事にしようとしている学生についてお話を伺いました。
渡辺教授は日本で唯一フェアトレードを専門に研究されているため、たくさんのアクティブな人たちをご存じです。
現在、3人程おられるようで、渡辺教授のゼミ生がこれからはじめようとしているのと、一人はやろうとおもったけれども現在会社員をしているとのことで、あとは数人が一緒にフェアトレードの事業をしようとしているとのことでした。
アジア各国をあるきながらパートナーをみつけて私と同じようにネットショップからはじめようと頑張っているとのことです。
でもやっぱり難しいんですよね。
商品をプロデュースするということは、作家センスも必要ですし、ショップをつくるには写真を撮って、マーケティングをして、ネットの知識も必要になります。
本当に大変な事です。
だけど、同じような志をもった人がこの日本にもいてくれることに少し安心感もありました^^