都会から田舎に引っ越してもうすぐ3年。

ゆるゆると続いていた都会の友達とも、そろそろ縁が切れるかな、と思っている。
そしてこちらで、新しい縁が紡がれ始めている。

思えば、引っ越す時に、便利さだけでなくいろんなものを都会に置いてきた気がする。
いや、置いて来るべきだったんだと思う。

それをどうしても持っていたくて、引きずっていた。
でも、それももういいかなあと、最近思うようになった。
寂しいけれど…住む場所が変わると、人との縁も変わるってことなんだ。
行き来できない距離ではないけれど、物理的なものではない距離があるってことを、痛感している。

都会に住む人と、田舎に住む人との感性は、いやでも違って来る。
感性が違うと、やはり引き合わないのだなあと、つくづく感じる。

そして、私はやっと、スタート地点に立ったんだなあと思っている。