都会で暮らしているころ、よく「生きるために生きるのはつまらない」と思っていた。

こちらへ来て、それが大きな勘違いだったことがよくわかる。

こちらでやることは、直接自分たちのためにやること。
庭の草を刈ることは、日当たりを確保したり、見栄えが悪くなったり、生活しづらくなるのを防ぐため。
野菜を育てるのは、食べていくため。
山を手入れするのは、自分たちが住む土地を守るため。

全て、直接自分たちの生活につながっている。
資本主義から、少しずつ剥がれていくような感覚。

そして、都会なんかより遥かにたくさんの命が息づいているここで、命を奪って、生きている。

これが本当に「生きるために生きる」ってことだ。

都会でわたしがやっていたことは、「お金を稼ぐために生きる」こと。
そのお金を、誰かが作ったなにかと交換して生きていた。

今は、自分のために、自分で何かを作って生きている。

人工的な箱の中に押し込められて、陽の光に当たることなく、毎日心と時間を切り売りして生きていたころと、今とでは、生きている実感がまるで違う。

周りは命であふれてる!

地方の一次産業は大変そう、と思われがちだけれど、果たしてどうだろう?
身体がしんどいのと、心がしんどいのと…わたしはどっちもどっちな気がしている。

とにかく、生を実感できない、とかいうて頭ばっかりデカくなってるやつらは、地方で暮らしてみればいい。
そんな不安はすぐに吹き飛んでしまうから〜