流「はぁ…。」
ようやく授業が終わり、帰る準備をしていた俺。
なんか今日は色々あったなぁ…。
千太郎…心配だ。
どうしたんだろうか。
ア「流星?もう帰る?」
流「おぉ、アリア。うん、帰るよ。」
ア「じゃあ、一緒に帰らない?二人で!」
流「別にいいけど。」
アリア、めずらしいな。
しかも2人で帰ろうとか・・・。
まぁいいか。アリアの事は好きだし。
友達として。
・・・前までは違ったけど。
実を言うと、俺は前アリアの事が気になっていた。
けど、好きという訳ではなくて。
ただ「可愛い」とだけ、思っていた時期があった。
今はその気持ちは薄れてきたけど。
ア「流星さぁ・・・葵と付き合ってるんだよね。それ本当なの?」
流「・・・なんで?」
ア「いや・・・。だって、流星いつも、葵と友達として仲がすごくいいじゃない?それで。」
・・・この女、鋭い。
女の勘って怖いなぁ。
けど、アリアになら言ってもいいか・・・。
流「実はさ・・・」
俺はアリアにすべてをはなした。
なぜか分からないが、アリアになら言えた。
アリアは終始黙っていたが、しっかりと聞いてくれた。
ア「そうだったんだぁ・・・。やっぱり、おかしいと思ったー!」
流「それにしても良く分かったね。」
ア「そりゃ・・・イツメンだもん!いつも一緒にいたら分かるよ^^」
流「アリアって本当にすげぇな。尊敬する。そういうとこ」
ア「・・・そうかな///」
流「照れんなってww」
俺は何も思わずアリアと楽しく話しながら帰った。
何も気付かないまま。
俺の鈍感さに本当に嫌気がさす。
この様子を葵が泣きそうな表情で見ていたなんて。
そして、この後起きる出来事が迫っていることなんて。
分かるはずがなかった。