「この総務から来ている適性検査ってメンドクサイね」

「えっ、どういうやつですか?」

伊藤君に言ってるのにたくすぐ入ってくる  と迷惑そうな安田さん。

「なんか昔やったようなやつだよね」

「ああ、ひょっとしてツベルクリン検査みたいのですか」

ツベルクリン検査ってそれってひょっとしてあれのこと。

「臼井さんそれって予防接種ですよ」

「予防接種?」

「もう、全然関係ないからね」

「ひょっとして、クレペリン検査のことと間違ってますか?」

「ああ、それそれクレプリン クレプリン伊藤君流石だね」

もういいよ伊藤君クレプリンでいいんじゃない。

「それより、例の資料まだできないの?」

「ああ、あれですか?もうすぐできます」

「もうすぐ、もうすぐって蕎麦屋の出前じゃないんだから」

「えっ、安田さん今日お昼蕎麦たべたんですか?」

「はーーーあっ」

「いや、奇遇ですね。僕も今日蕎麦だっんたですよ」

きまずーーーーいよ臼井君。

安田さん完全無視なのにニヤニヤして安田さんを見ている臼井君。

君って本当にすごいね。

「いやー、なんて言ったら言いんでしょう ねえ伊藤君」