「亀マネって関西の大学でしたよね」

「なんだよ突然」

「プール学院ってありますよね。プール」

「あるよ」

なんだか、臼井劇場開幕の予感。

「それって、プールの強い大学ですか?」

ああ、やっぱり不抜けたことをプールが強い!!!!!!!

「プールの強い大学? それ言うなら水泳が強い大学だろう」

「水泳です。やっぱりそうですか」

確信めいた頷き。

違うからね。

「そんなわけないだろう。水泳の専門学校じゃないんだから」

「違うんですか」

「昔は、女子短だったけど大学もできたんだよ。知りたかったらググってみな」

「女子短ですか、だから北島とか行ってないんですね」

北島って、あの北島のこと!!!!!!

「だから、プール=水泳じゃないってば」

「いやーーー、昔と友達とここってプールの強い大学なんだろうねって話してたんですよ」

安田さんカットイン。

びしっと言ってやって安田さん。

「友達もそのレベルなの?」

「やっぱ日大法だな」

「違います。違います。いつもはもっと高度な話をしてますから、総理大臣の話とかです」

「どんな」

聞きたい臼井くん。

「ここではちょっと言えないです」

「どこで言うのよ」

「安田さん、聞きたいですか?」

「いいえ、もっとレベル低い話だと思うので、下痢止め話とかでしょう」

「えっ、安田さんなんでわかるんですか?ひょっとして聞いてたんですか?」

「はあーー」

「いやー、安田さん僕のことよく理解されてるんですね照れちゃいます」

それ以上言うとあぶないから臼井くん。

安田さん、臼井くんを睨んで。

「寒い」

「暖房もう少しあげますか?」

もっと寒いよ臼井くん。

「あっ、亀マネありがとうございました。今日は勉強になりました」

「これから外出するから、あと頼むな、あっ、永末雅人さんに伝えといてくれ、俺から教わったって」

「違います。違います。永末まさひと さんバーボンロックですから」

「なんだそれ」

「バーボンロックですかって聞いたらいつか出会えますよ」