なにやら、机の下に頭をうずめてこそこそしている臼井くん。

「なにやってるんですか臼井さん」

「いやーん、伊藤君見ちゃいやよ」

「なんですか」

上から覗き込む伊藤君

「ああー伊藤君足見ちゃいや」

「靴下脱いでどうするんですか」

「ちょっと履き直し」

「ああ、また間違えたんですか」

「伊藤君も時々はあるよね」

「ないですよ、臼井さん頻繁じゃないですか」

「えっ、伊藤君間違えないの!!!!」

「間違えないですよ」

「すごいね伊藤君、精密機械だね」

「間違えるわけないでしょう、裏表」

安田さんカットイン

「うう裏表じゃないですよ安田さん、左右です。流石に僕も裏表は月2 3回しかないです」

「そんなに、あるんですか」

「普通、そのくらいだよね」

「一生に2 3回ですよ」

「ええっ、150年に3回?」

臼井くんどんだけ生きるの君は、まあ、君のような貴重な人材にはそれくらい生きて欲しいけどね。