「この、総務から来た件、部署単位でまとめて欲しいってやつ」

「誰を責任者にしますか?」

「臼井さんでいいんじゃないですか」

「えっ、伊藤君、僕にやってほしいってこと」

伊藤君に推薦されたと勘違いして喜ぶ臼井君。

それ、イヤーナ役押し付けられただけですけど。

「やる?、臼井君」

「はい、是非」

「やるんだ!!!!!!!」

「だって伊藤君に頼まれたんですよ。ねっ伊藤君」

「お願いします。臼井さんしかいませんからこれできるの」

「了解」

「じゃあ、臼井くんにリーダーシップとってもらってやるか」

「はい、僕がリーダーシップを取ってみなさんについて行きます」

ええええっ、それってリーダーシップじゃないよね臼井くん。

「亀マネ、どうしますこの男」

「えっ、安田さんなにか?」

「気づいてないんだ矛盾に」

「伊藤君、僕なんかへんなこと言った」

「すばらしいです臼井さん」

「いやー、そんなに伊藤君に褒められるなんて照れるな」