城山雨水排水ポンプ場のポンプの修理が終ったと地元紙で報じています~水害の検証を急げ~
台風19号台風検証 16

台風19号により水没して内水排水機能が失われ、市街地の大水害の原因のひとつになった「城山雨水排水ポンプ所」の復旧工事が完了したと地元紙が報じています。

台風19号による飯山市街地の浸水は~

皿川右岸からの越水

皿川右岸堤防とJR飯山線敷地が接する部分に元々あった凹み部分からの越水に端を発し、その越水部分が大きく洗掘され、流入水量が増えたこと。また、その流入部分が応急復旧されずに放置され、復旧工事が完了したのは14日午前2時であるなどが原因で被害を拡大しました。

栄川・飯山樋管の開け放しによる逆流
さらに、情報公開により明らかにされた、栄川樋管・飯山樋管ゲートが閉められず、開け放しにされていたことや、栄川樋管ゲートが13日夕方18時05分まで閉じられなかったこと。

城山雨水排水ポンプ場水没による排水ポンプ機能停止

併せて、城山雨水排水ポンプ場ポンプ水没による機能停止により排水できなくなったこと。

ことにあるとおもわれます。

情報公開と水害の原因の検証を!
飯山市は、皿川の越水や栄川の逆流についての正確な情報は、水害から7ヶ月以上経過するのに何も明らかにしていませんし、全面的な検証もしていません。
6月に入り、まもなく梅雨入りが予想されます。
城山雨水排水ポンプ場のポンプの修理が終ったと地元紙で報じています。

しかし、排水ポンプの修繕ができたからと言って、開口部の防水扉の設置はこれからであること。

そして、樋門・樋管のゲートの操作についての検証をしないままでは、水害を防止できるとは思えません。
一日も早く、すべての情報を公開し全面的な検証が行われることを期待しています。
なお、横丁大家の店内も床上60cmの浸水被害がありました。
千曲川本堤の決壊や越水がないのに、どこからこの大量の水が来たのか、後に皿川の越水の事実を知ったものの、皿川の越水だけが原因とはどうしもも思えなかったのですが、情報公開による「樋門・樋管ゲート開閉状況」記録を見て、栄川・飯山樋管が開け放しになっていたことが判明し、氾濫の原因が見えてきました。

横丁大家の家の辺りの最大浸水深時刻は、13日午後4時30分から5時頃でした。

防災無線では、「午後4時現在の飯山水位観測所の水位は8・16m。1時間に30cm減水しています」と放送しているにもかかわらず、水量は増え、流れは、千曲川の流れとは逆方向の南へ。

流速も速くなっていました。

つづく