上高地→新村橋→パノラマコース→涸沢→奥穂高岳→前穂高岳→岳沢→上高地、というコースを歩いて、秋を感じてきました。
朝3時過ぎ、小梨平を出発。誰もいない上高地を黙々と歩きます。徳沢の手前で森からガサ!っという音が聞こえました。クマの可能性もあったので静かに素早く立ち去ったのですが、その後も森にライトを当てると動物たちの目が光り、正直ちょっと怖かったです。
新村橋を渡り、奥又白谷登山口からパノラマコースへ入りました。古いヘッドライトを使っているので性能に不満があり、ブツブツ1人で文句を言いながら歩いていると、なんとなく夜が明けてきました!表銀座の稜線ではヘッドライトの光りが1つ、槍に向けて動いていました。お互いにとって良い1日になりますように。
屏風のコル近くからは涸沢が一望できました。紅葉にはまだ早いですが、草紅葉は進んでいる模様。「今からあそこを登って、あっちに行って・・・」とこれから行く道を遠望してみると、長い。果たして歩ききれるのだろうかと不安になります。
屏風のコルと涸沢の間はアップダウンは少ないものの、補助ロープが張ってある個所は落石と転倒が怖いです。横尾から涸沢への一般的なルートに比べると難所も多く、時間もかかります。その分、人も少なくて快適だと感じました。
涸沢に到着後、ヒュッテを経由し、味のある(?)表示に従いザイテングラードを目指しました。
今年の紅葉は遅めな気がします。ナナカマドの色づきはまだまだ。これからの冷え込み次第ですが、9月末より10月頭の方が良いかも。
登山道から左を見ると、いつかは登ってみたい前穂北尾根が綺麗に見えました。何度見ても美しいスカイラインです。
ザイテングラードに取り付き、黙々と標高を稼ぎます。久しぶりのザイテン。記憶に残っていた道とはまるで別物。やはり記憶は当てになりませんね。こんなに急だったかな?
穂高岳山荘に到着!テラスでは登山者が5名ほど休憩中。従業員のみなさまは掃除で忙しそう。こんなところにこんなに立派な建物を建てた先人たちの努力に頭が下がります。
奥穂山頂方面を見上げると、鎖場で順番待ちが発生している模様。もう少し休憩して登ることにします。柿ピーの塩味が疲れた身体に染みます!
簡単な岩場を越えると奥穂高岳山頂、3190m。長野県の最高峰です。ここも平日にしては人多めな気がします。みなさん記念撮影中。私は山頂から少し離れたところで周りの山々を写真に収めます
奥穂から前穂への吊尾根。何度見ても美しい。いつか明神岳から繋げてみたいです。
北を見ると槍ヶ岳はもちろん、黒部五郎、薬師、立山、白馬などの名峰が目に飛び込んできました。何度見ても圧倒される景色です。
早々に奥穂高岳を後にし、前穂高岳に向かいます。何度も通った道ですが、いつも新鮮な経験を与えてくれるのが穂高岳の登山道だと思います。前穂高岳山頂を踏み、今シーズンも北、前、奥、西の穂高岳を全て登ることができました。
前穂高岳山頂から北尾根を見てみると、オッカナイ。岩は脆く、落ちたら助からないという印象を受けました。
紀美子平に戻り、羊羹で補給。ここから長い下りが始まります。急斜面を下りて、下りて、下りて。。。
岳沢小屋でヘルメットを脱いで一息。岳沢の森は木漏れ日が優しく、秋の花が咲いていました。
河童橋から見上げる穂高岳。今日、歩いてきた道を目で追います。およそ10時間の充実した日帰り山行でした。

















