2023年1月9日 BAND-MAIDワンマンライブ東京 | ミツのロックなライブレポート

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1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

BAND-MAIDワンマンライブ@東京ガーデンシアターに行ってきましたー!

「BAND-MAID TOKYO GARDEN THEATER OKYUJI」


BAND-MAIDの10周年メモリアルイヤーとなる幕開けのライブである。
2021年コロナ禍により幻となって消えた日本武道館公演のリベンジマッチでもある。ここ東京ガーデンシアターはBAND-MAIDとしては初のライブあり、国内公演としては過去最大規模の会場となる。それにもかかわらず本日SoldOutとBAND-MAIDの躍進は留まることはなかった。

私はコロナ禍の中、あえなく配信で楽しむしかなかったが、4年以上ぶりに有観客ライブに参加できることをとても嬉しく楽しみにしていた。

昨年秋の全米ツアーでは総動員数2万人を超える盛況ぶりだったようだ。更に成長した彼女達を目の当たりにしっかりと見届けるつもりでいた。

会場に到着すると大画面にライブの告知動画が流れていた。


物販も盛り沢山なラインナップだ。




しかしながら、物販列は予想以上に大行列を成しており、終演後にあらためることとした。

17:00から開場し続々と入場。

会場に入ると祝い花が飾られていた。

席はアリーナ後方上手側だった。

BAND-MAIDも今やこの距離感かとやや遠くも感じたが、まあスペースは充分あって見えるのでよしとしよう。

やはりSoldOutとあって上段まで満杯だった。
定刻の18:00を過ぎた頃、SEが鳴り響き5人のメンバーが順に現れ大歓声が沸き起こる。そして昨年9月にリリースされた新譜"Unleash!!!!!"からスタートしフロア中に拳が上がる。AKANEは早くも驚異的なドラミングで魅せる。

SAIKIの煽りから"Play"。「ウォー!

ウォー!ウォー!ウォー!ラーララーララーララ!」曲中AKANEのドラムソロを織り込むアレンジ。フロアは早くも最高潮の勢いだ。


新譜より"influencer"。MISAのベースソロからKANAMIのギターソロへ繫ぐ。

スピードチューンの"BLACK HOLE"と続く。AKANEとMISAの圧巻のリズム隊。


SAIKIの歌声は更にパワーアップし高音もよく出ていて素晴らしかった。


MIKU、「お帰りなさいませ、ご主人様、お嬢様、ようこそBAND-MAIDのお給仕へー!明けましておめでとうございます!くるっぽー!」

久々に結成当初から続くこのしきたりを生の声で聞けて嬉しかった。


「くるっぽー」のコール&レスポンスと満杯の会場にMIKUも満足げだった。


曲はアップテンポの"DOMINATION"。以前から大好きな曲だ。盛り上がらないはずがない。

SAIKIの「SAY!」の合図で「Hello!Hello!Hello!Hello!」とフロアから声が上がる!KANAMIのソロでのギタートーンも見事だった。


更に疾走感ある"H-G-K"で攻める。この後のイントロで、うわー!まじか!初期曲"the non-friction days"とは感激だ。ライブハウス時代から聴いていた当時から大好きな曲だ。新しいファンが多いからか昔ながらのお決まりのフリにフロアはついてきていない。古参の私はがんばった。


新譜より"I'll"。最近はこうしたメロディ重視のミドルテンポの曲も増えてきた。今どきに進化しているのだ。

"still seek revenge."に続いて初期曲

"alone"だ。ライブハウスに通っていた当時のBAND-MAID定番曲を思い出す。毎度私の涙腺崩壊曲である。そう当時20人が今や8000人なのだから。

ただ、やはり新しいファンが多いのかこの曲でのお決まりのコールが沸き起こるほどにはならなかったい。

反応が薄いからとセトリからはずされたら困る曲なのだ。その分、声をあげてがんばった。


ここからSAIKIは一旦ステージから下がり休憩タイム。

インストの"onset"に続き、MIKUがメインボーカルを取る"サヨナキドリ"。MIKUが歌う中ではこの曲が一番好きだ。とても愛らしさを感じる。


SAIKIがゆるいフリートークで10年続けてこれた感慨深さを語る。あくまでもこの日は10周年の幕開けであって、今年はツアーをやりたいと。この間MISAはウイスキーを飲み、AKANEはバナナを食べている。笑

KANAMIもMIKUも登場しステージに5人が揃う。福袋は売り切れたそうだ。くじて当たる提供したメンバーの私物をそれぞれ紹介する。エフェクター、チューナー、シールドといった機材系から、音楽とは関係ない私物まで色々と取り揃えたようだ。ゆるいトークが続く。考えたら昔のBAND-MAIDはMIKUのお決まりを除いて他のメンバーはMCにほぼ参加することはなかった。
ワンマンとは言え、こんなにゆるく仲の良いトークをやるようになったものだとあらためて思った。

MISAの缶ビールの開封の儀といったよくわからないセレモニーに続いて、恒例のMIKUによるおまじないタイム!
フロアから盛大な「萌え!萌え!」が響き渡る。久しぶりの声出しとあってMIKUは絶好調とばかりに絶叫していた。
おまじないタイムは結成当初の頃から続くもはや伝統芸だ。笑

曲は新譜より疾走感ある"Sence"。アルバムの中でも好きな曲だ。更に"火花"、新譜より"Corallium"と続いた。

そして"about Us"、この日初披露のサプライズとなった"Memorable"。このバラード2曲でSAIKIはとても素晴らしい歌声を聴かせてくれた。


ミドルテンポの"Manners"、定番の"Puzzle"。AKANEのドラムも激しさを増す。

MISAのベースソロから新譜より"HATE?"で突っ走る。今後の定番曲になりそうな好きな曲だ。


過去のライブでも演っていたが新譜の1曲目としたロックサウンド全開のインスト曲"from now on"。


SAIKIよりコロナ禍で生で聴いてもらうことができなかった新譜の

『Unleash』と前作の『Unseen World』を中心としたセトリにしたと説明。


いよいよラストスパート。新譜より"Balance"。熱唱するSAIKI。続く

"After Life"で駆け抜ける。MIKUのコーラスも熱が入る。


"endless Story"ではフロア中から「ウォー!ウォー!ウォー!ウォー!」の大合唱。この声が聞きたかったとSAIKIも満足げだった。

AKANEのドラムソロから始まりセッション的なアレンジを施した"NO GOD"はいつもと違った感じで楽しめた。


"Choose me"の出だしをアカペラで歌うSAIKI。この曲をラストに大盛り上がりのうちにライブは終了した。


もちろんBAND-MAIDにはアンコールというものはない。決してワンマンであっても本編で必ず終わるのが彼女達の様式美だ。


メンバーがステージから姿を消すまで大歓声と拍手は鳴りやむことはなかった。


セットリスト(160分)
01:Unleash!!!!!
02:Play
03:influencer
04:BLACK HOLE
-MC-
05:DOMINATION
06:H-G-K
07:the non-friction days
08:I'll
09:I still seek revenge.
10:alone
11:onset
12:サヨナキドリ
-MC-
13:Sence
14:火花
15:Corallium
16:about Us
17:Memorable
18:Manners
19:Puzzle
20:HATE?
21:from now on
-MC-
22:Balance
23:After Life
24:endless Story
25:NO GOD
26 :Choose me

セトリは新譜『Unleash』(2022年)から8曲全曲、前作『Unseen World』(2021年)から7曲、新曲"Memorable"、従来曲を含む全26曲はこれまでのうっ憤を晴らすべくとても満足な内容だった。
終演後、スクリーンには今後の告知が映し出された。
なんと2023年11月 横浜アリーナ単独公演!

その時、思わず身震いした。


彼女達の合言葉は世界征服。
まだまだBAND-MAIDの挑戦は続く。

物販ではTシャツ、卓上カレンダー。くじは当たらず3つともキーホルダーだった。

(BAND-MAID X 旧Twitterより)