2020年10月15日 EITA PARK東京 | ミツのロックなライブレポート

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1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

EITA PARK東京@下北沢ReGを配信で観てみましたー!

「EITA PARK 2020 秋 ~TAKAE Memorial Day~」
EITAさんが主催するイベント、お馴染み「EITA PARK」。既に幾度も実施されているが、この日はTAKAEさんの5回目の命日。そう、TAKAEITAとしてEITAさんとタッグを組んで活動してきたボーカリスト。あれから5年。

この日はおそらくTAKAEITA期の曲がメインになるであろうとは思っていた。

そしてゲスト出演は石戸なつみさん。最近、サポートギタリストとしてEITAさんは石戸なつみバンドのライブに出演したり、楽曲も提供している。

今回は有観客ライブであり、同時に配信も実施される。
私は過去よりEITA PARKには行ってみたいという思いもあったが、なかなか実現していない。今回も平日とあって厳しい状況。
よって、後日、初となるオンラインEITA PARKを視聴してみることとした。
ほどなくして画面はステージへ。幕にはEITAさんが投影されているという演出。
サポートメンバーが順に入場。そして、EITAさん入場。
"Tsunagu"からのスタートだが出だしドラムとのタイミングが合わない。同期がうまくいかなかったのかEITAさんがドラムに駆け寄り、もといという事でやり直し。

気を取り直し手拍子を促すEITAさん。
ギターソロの速弾きもキマる。
続くインスト曲、"Time is Now"ではヘヴィなリフが展開される。
EITAさん、「みなさん、どうもこんばんわー!エイタでーす!」
TAKAEさんが亡くなって5年のメモリアルライブ。この音を天国の彼女に届けたいと、今日開催することができてよかったです。とご挨拶。
続く"Rolling Days"。EITAさんの見せ場である逆手タッピング!好きな曲だ。
声は出せずともフロアも一体となって楽しんでいる様子がよくわかった。
更にノリのよい"脳内裁判"。EITAさんも息を切らしながら曲名紹介。

拳を振り上げ盛り上げつつも左手のギターコードは外さず弾き続ける。
ピアノのSEが流れ、新曲"花嵐"。ライブで初めて聴いた曲。ヘヴィなリフから繰り出す和のテイストを持ち合わせたインスト曲。なかなか好みの曲調だった。
「声は出せなくても、みんなの熱い気持ちは伝わってきます。ホントにありがとー!」
ここでEITAさんはギターを降ろしキーボード席へ。曲は"I'm Home"。この曲はTAKAEITAとして初めて書いたピアノバラード。
ピアノの旋律を奏でながらしっとり歌うEITAさん。激しい曲ばかりでなくこうした曲調もソングライターとして定評があるのだ。

再びギターに持ち替え、"JUMP!!"。その前にジャンプの振りの説明と練習。
さて、曲となるとフロアは当然ジャンプ!の嵐で応戦。
EITAさんもタッピングをしながらジャンプ!
続く、"Purple Eyes"。この曲は初めて聴いたかもしれない。ロックテイストのインスト曲。まさにEITA節とも言えるギターフレーズが飛び交う。
そして、定番曲の"オルタナティブ"。一気に終盤へと畳み掛ける。フロアも更にヒートアップ。
「残りあと2曲です!」
ライブ告知、サポートメンバーの紹介。
ドラムは勇さん。「ライブやらせてもらえることに感謝します。」
ベースはつよぽん。EITAさんの新曲"花嵐"のベースRECも担当。
続く定番の"Fireworks"。「ファイヤー」と心の掛け声も聞こえてきそうだ。
EITAさんもノリノリで弾く。
卓越した速弾きギターソロ。好きなシーンだ。
そして、ラストは"鳳仙花"。
回るタオルが会場を埋める。そして終演。熱いステージが幕を閉じる。

転換の小休止の後に、続いては石戸なつみさん。何度か見たことはある。最近は特にバンド形態に主軸を移してから精力的に活動し着実にファンも増えてきているようだ。

歌は歌わないが、ここでもギターはEITAさん。
ヘヴィロックを基調とした熱いステージにフロアも盛り上がっていたようだ。
計6曲を披露。
運動会さながらの盛り上がりようだったようだ。
「今日も1日、おつなーこ。ありがとうございましたー!」

続いてはスペシャルセッションとしてEITAさんの曲"絶対零度"を石戸なつみさんとツインボーカルで歌う。私も好きな曲。
そして、盛り上がりのうちに終演。
EITAさん、「今日は本当にありがとうございましたー!」

セットリスト(120分)
EITA(+TAKAEITA) Live (60分)
01:Tsunagu
02:Time is Now
-MC-
03:Rolling Days
04:脳内裁判
05:花嵐
-MC-
06:I'm Home(Piano Ver.)
-MC-
07:JUMP!!
08:Purple Eyes
09:オルタナティブ
-MC-
10:Fireworks
11:鳳仙花

石戸なつみLIVE feat.EITA(30分)

Session(10分)
絶対零度

(EITA Twitterより)

5台の固定カメラだったが映像も問題なく、音はとてもよかった。
コロナ禍の中で開催できるかどうかさえもわからなかった今回のメモリアルライブ。こうした中でライブができたことにEITAさんはとても喜んでいた様子がうかがえ私も嬉しかった。
EITAさんと石戸なつみさん。
(EITA Twitterより)

だが、この一週間後、石戸なつみさんより引退の宣言。寂しさも感じる。
(石戸なつみ Twitterより)

TAKAEさんは空の向こうからきっとこの日のライブを喜んでくれたに違いない。
「今日はTAKAEの命日。
亡くなって5年、今でもたくさんのことを鮮明に覚えてるよ。
今日はきっとお空の上から見守っててくれると思います(^^)
彼女の残した音楽は色褪せない。」
(EITA Twitterより)