2020年8月29日 Shured Racers F1配信ライブ | ミツのロックなライブレポート

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1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

Shured Racers配信ライブを観てみましたー!

「Shured Racers」
ヤングギターと文化放送の主催による無観客配信ライブ。なんと海外も含め世界で配信される初の試み。

ヤンギだけに好きなギターがフィーチャーされるとあって楽しみに。時差の関係もあってか開演は14:00。

特にコメント欄やアイテムがあるわけでもなく、じっくり観る感じかな。

まずは、トレーラーでもアップされていたプロローグ的な映像が流れる。

司会を勤める鷲見友美ジェナさんが英語で紹介。

■Edii Ironbunny
トッパーはEdii Ironbunny。ベースはHAYATOさん、ドラムは和樹さんの3ピースで展開される。

"Three Shoot Thruster"~"Highside Racing"の2曲ロック調のインストを披露。私は初めて観たが失礼ながらあの風貌に色物的な先入観があった。ところがこれが目を見張るギターテクニックで、マジで半端ない、あるいはえげつないと言う言葉がぴったりなぐらい卓越したギターを魅せてくれた。

ここで、ゲストボーカルのmayuさんが元気よく登場。名こそは知ってはいたがちゃんとしたライブ形式では初めて観る。
曲は"限界突破×サバイバー"。これがハスキーボイスでまさにロックを意識したボーカルスタイルのmayuさんの歌声はめちゃめちゃカッコよかった!

更にHAYATOさんのベースとEdiiのギターが超絶速弾きユニゾンでシンクロする。まさかの"Addicted To That Rush"。Mr.Bigの初期の名曲をこういう形で聴けたのは感動!mayuさんの歌はここでもパワフルでとてもよかった。


セットリスト(20分)
01:Three Shoot Thruster
02:Highside Racing
03:限界突破×サバイバー(Dragon Ball)
04:Addicted To That Rush(Mr.Big)


■YUI from Cyntia
続いて、YUIさんのインタビューが流れる。
私じゃなくてもと言う気持ちとファンに届けたい気持ちとのジレンマもあったようだ。

YUIさんと言えば体調不良により一線から離脱し所属するバンドCyntiaも現在活動休止中。
療養中とあってこれまでYUIさんの様子もほとんど公にはなっていなかった。今回、ステージに立つのは2年ぶり。そんな中で、私も久々で大丈夫?という気持ちと、今を観てみたいという期待感で楽しみにしていた。
さて、鷲見友美ジェナさんが英語で紹介。
いよいよYUIさん登場!期待が高まる。
聴き慣れたあのギターリフ!"閃光ストリングス"よりスタート!Cyntiaの中でもメタル色全快のこの曲は大好きだ。気分もアガる!
冒頭のインタビューでも言っていたが、やや緊張の面持ちのYUIさん。
ボーカルはmayuさん。ベースはHAYATOさん、ドラムは和樹さんがそのまま務める。
CyntiaのSAKIさんの透き通る声質とは異なるハスキーヴォイスのmayuさんの歌声もかなりの迫力だった。
いつも通りに何ら衰えなく魅せてくれたくれたYUIさんのギターソロ!

YUIさんのこの首の傾き加減がとても懐かしかった。

やや緊張の面持ちで挨拶をするYUIさん。
元気そうで何よりだ。
mayuさんも一言感想。
ここでmayuさんは退場し、鷲見友美ジェナさんと掛け合うYUIさんのMC。

続いては鷲見友美ジェナさんがボーカルを取り"Assault Attack"。マジかー!フライングVはYUIさんにとってもトレードマークではあるが、まさかMichael Schenkerをここで聴けるとは。
YUIさんが尊敬するギタリストもMichael Schenkerなのだ。
ギターフレーズのニュアンスもよく研究していたようでとてもよかった。
特にこのネックダウン奏法は感動だった。
グラハム・ボネットさながらに熱唱する鷲見友美ジェナさん。
とにかくこの曲を聴けてよかった!
続いてインストバラードの"mygramma"を披露。初めて聴いた。

独特の世界観でしっとりとギタートーンで弾き語っていた。

続く。"it's shine days"。こちらもインスト曲だが力強いギターリフのロックテイスト。

緊張もほぐれてすっかり楽しんでいる様子。
日頃Cyntiaではあくまでも曲が主体という考えで、必要以上にソロで弾くことも封印した感もあったYUIさんだが、この日は弾きまくっていてとても感動した。
何よりも彼女自身がとても楽しそう笑顔で弾いていたのが印象的だった。

ゼットリスト(20分)
01:閃光ストリングス(Cyntia)
-MC-
02:Assault Attack(Michael Schenker Group)
03:mygramma
04:it's shine days


■D_Drive
トリはD_Drive。SeijiさんとYukiさんによるインタビューが流れる。
海外の皆さんにも伝えたい。そして、ギターは人生そのものであると。

ここはもちろん、ドラムはChiikoさん、ベースはToshiくんのD_Driveバンド編成。
鷲見友美ジェナさんの紹介から"The Last Revenge"でスタート!

メンバーの表情から見ると気合い入ってるなぁという印象。
そして、"Attraction 4D"へと繋ぐ。

Toshi君のベースも絶好調。
Yukiさんのアップカットが多用されていたのも表情がよくわかってよかった。


見とれてしまう。カメラマンのグッジョブ。おそらく狙ったカットだろう。
Seijiさんの卓越したギターテクニック。
更に新曲の"Thums Up"で盛り立てる。

YUKIさんのアップカットも更に多くなる。


Seijiさん、Yukiさんがタッピングで魅せる。
Yukiさん、「We are D_Drive!こんにちわー!D_Driveでーす!」
先ほどの新曲"Thums Up"にまつわる紹介。
この間、ギターはフライングVに持ち替える。
続いてChiikoさんのドラムより"Gekirin"。いつ観てもカッコいい!
メタルサウンド全開で刻むギター。
ギターソロも好きなところ。
Toshi君のベースもノリにノッている。


続いて"1000,000 hp"。
SeijiさんとYukiさんのテクニカルなハーモニー。



SeijiさんとYukiさんの掛け合う速弾きのギター、そして支えるChiikoさんとToshi君のリズム隊。見事なものだった。

配信に対する音も完璧でさすがと言える。歌のないだけに言葉の壁がないことはSeijiさんはいつも言うこと。インスト曲だからこそ、「もっと世界に届け!D_Drive!」という気持ちだった。

セットリスト(30分)
01:The Last Revenge
02:Attraction 4D
03:Thums Up
-MC-
04:Gekirin
05:1000,000 hp


■Special Session
続いては参加者によるセッション。
鷲見友美ジェナさんによる紹介。
曲は"Bad Boys"。ここで、Whitesnakeが聴けるとは!しかもこの面子で!


ジュナさんとmayuさんのツインボーカル。

もう何が何だか凄すぎる状態に。
特に4人のギタリストによるソロ回しのアレンジは圧巻だった!

mayuさんの歌もデビガバさながらにソウルフル。
この並びのギタリストは貴重だ。


例えようのない壮絶さだった。




MCでは各自にセッションの感想を一言ずつ聞く。


更にもう1曲と。Deep Purpleより"Burn"。
熱唱するmayuさんはカッコよかった。
ここでもツインボーカルで魅せる


Ediee~Yuki~Yui&Seiji、更にSeiji~Yui~Ediee&Yukiへと繋がるアドリブギターソロ!まさにカオスな状態。



Generation Axeかと見まがうこのギタリスト達の大迫力。負けじとChiikoさんのドラムもToshi君のベースもよかった。
参加者の感想と告知。すでに9月26日にShred Racers F2として第2回が決定!
そして、終演。音も映像もカメラワークもとてもよかった。特にセッションは感動的だった。


セットリスト(20分)
01:Bad Boys(Whitesnake)
-MC-
02:Burn(Deep Purple)


時刻は15:50。トータル110分。
期待していた以上に楽しめたライブだった。特にラストのセッション。これを見れただけでもかなり得をした気分だった。


(D_Drive Chiikoブログより)