漢検1級の分野別の学習 | カラオケと48グループおよび46グループ関連と資格試験と

カラオケと48グループおよび46グループ関連と資格試験と

タイトルの件についていろいろと綴っていくブログ。業務多忙のため、不定期更新。

漢検1級の分野別の学習について語っていきます。分野は協会公式の名称に準じます。基本的には漢字源(新漢和大字典)を使用し、載っていなかった場合に備えて広辞苑を使用しています。それにもない場合は、スマホで直接検索しています。また、適宜漢字音符字典も使用しています。

 

1 読み

 

使用した辞典:漢字源(新漢和大字典)、漢字音符字典、広辞苑

 

音読みは「間違いやすい読み→正しい読み」という感じで覚えるようにしました。喟然(いぜん→きぜん)、亟遊(きょくゆう→きゆう)、玉砌(ぎょくせつ→ぎょくせい)などが例です。いちいち理由を求めている時間はないので、こじつけで覚えていました。漢字音符字典を使用することもありました。


訓読みで常用漢字に置き換えられるものについては各種辞典で調べた上で置き換えて覚えました。常用漢字の表外読みに対しても同様の方法を用いました。輀=棺車(ひつぎぐるま)、郵=宿場などが例です。置き換えられないものについてはひたすら各種辞典で意味を調べて理解しました。

 

2 書き取り

 

使用した辞典:漢字源(新漢和大字典)、広辞苑

 

原則として間違えた問題のみまとめました。正解したものの知識が怪しかった問題もまとめました。

 

3 語選択・書き取り

 

使用した辞典:漢字源(新漢和大字典)、広辞苑

 

基本的には、上記の辞典を駆使して出そうな難解語句をひたすらまとめていました。主に仏教用語と常用漢字のみで構成された極めてマイナーな熟語がほとんどです。模擬試験倉庫を利用することもありました。

 

4 四字熟語

 

使用した辞典:漢検 四字熟語辞典、新明解 四字熟語辞典

 

まずは協会公式の辞典に載っている熟語を全て書き写しました。その後で応用として、新明解の方の辞典に載っている熟語を書き写しました。ノートの冊数にして8冊になりました。

 

5 熟字訓・当て字


使用した辞典:漢検 漢字辞典、ポケット難読語辞典

 

協会公式の辞典にある索引を基本として、書き写す学習を行いました。状況次第でポケット難読語辞典も活用していました。漢名由来で一般的な表記に置き換えられるものは置き換えたものと関連付けて覚え、それ以外は完全にこじつけです。

 

6 熟語の読み・一字訓読み

 

使用した辞典:漢字源(新漢和大字典)、漢字音符字典、広辞苑

 

学習法は1から3までと全く同じです。

 

7 対義語・類義語

 

使用した辞典:漢字源(新漢和大字典)、広辞苑

 

基本的な学習法は一般の読み問題や書き問題と同じですが、常用漢字の範囲で明らかにわかる熟語に関しては意味調べを省略しました。市販の対義語辞典や類語辞典はカタカナ語や外来語などの余計な語句が含まれているため、購入しませんでした。模擬試験倉庫を利用することもありました。

 

8 故事・諺

 

使用した辞典:新明解 故事ことわざ辞典

 

この辞典がないと学習が進みません。四字熟語の分野と密接な関わりがあり、どちらか一方ができないともう一方もできないということが起こりかねません。基本的には意味を調べて書き写すという学習法を採りました。載っていない語句に関しては、熟語ごとに分割して調べて意味を類推してでも覚えるという方針を採りました。その際には漢字源および新漢和大字典を使用しました。模擬試験倉庫を利用することもありました。

 

9 文章題

 

使用した辞典:漢字源(新漢和大字典)、広辞苑

 

一筋縄ではいかない分野です。文脈から意味を類推する必要もあります。常用漢字のみで構成された極めてマイナーな熟語も出てくる傾向にあります。因由、六合、普天、時夜、横議、赤縄、滑石、沈思などが実際に過去出題されています。文章題独特の表現が多いため、広辞苑を中心に使用しています。広辞苑は大辞林などと比べて古語に強みを持つので、大いに役立ちます。