まず、専門用語がさっぱり分かりません!
入った当初の私が介護に対してどのくらい無知かというと、老健・特養・有料老人ホームの違いが分からず全部老人ホームでしょ?レベルでした。
従来型・ユニット型って何?状態。
その為専門用語なんか知りもしません。
数日間は申し送り(申し送りとは、前の日の日勤帯やその日の夜勤にあった事や発熱等具合が良くない人、事故報告等の連絡事項のようなもの)は何を言っているのかさっぱり分かりませんでした。
そもそも申し送りってなんだ?状態です。
先輩が指導して下さっても専門用語を使われると分かりません。
例えばオムツ交換時に「フラットを敷いて清拭で拭いて~」と言われても、
いちいち「フラットってなんですか?」「清拭ってなんですか?」と聞き返していました。
幸い私の専任指導者の方は優しい方なので一つ一つ答えて下さりましたが、気が短い方だとイラッとされそうですね。
あと、私は正直介護のお仕事に対して
「排泄物処理に抵抗が無かったら楽勝でしょ~。あと体力があればいいんでしょ?」
と思っていました。
すみません、舐めてました。そんなことはありません。
体力も大事ですが、記憶力。
これが一番大事です。
新人介護士最初の壁はズバリ利用者さんのお顔と名前と食堂での食事席と部屋と状態を覚えること。
最初はじいちゃんばあちゃんの顔が皆一緒に見えます。
やっとお顔の区別がついて、「この人は佐藤さん…」と分かってもありがちな姓だと、高確率で同じ姓の方が複数います。
佐藤さん3人います。
その場合、下の名前まで覚えなければなりません。
私は85人の名前とお顔と食事席を一致させるのだけで3週間かかりました。
次に利用者さんの状態ですが、
誰が義歯(入れ歯)かを覚えないと(パッと見では分からないことが多いです)口腔ケアの時に外し忘れたり、
誰がオムツで誰がリハビリパンツか
(オムツの方はオムツ交換、リハビリパンツの方はトイレで排泄介助をします)
とか
肝炎など感染症持ちで汚物処理時要注意
とか
体の何処かにマヒがある
とか
どこまで自分で出来てどこから介助すればよいか
など
当たり前ですが、利用者さんの状態って1人1人全然違うのでマニュアル通りに…というわけにはいきません。
状態はお顔と名前を一致させてからの方が断然覚えやすいので、
無資格・未経験の新人さんが最初に一番頑張らなければならないことは
とりあえず利用者さんのお顔と名前を一致させる・よく使う専門用語や物の名前を覚える
でしょうか。
これが分からないとお仕事にならないので、私は先輩職員の名前はあとまわしにするくらい必死で覚えました。
初めは絶対無理!と思っていましたが、週5フルタイムで出勤していると1ヶ月経つ頃には嫌でも覚えます。
勉強が出来ず九九さえも曖昧な私でも覚えられました。
最初の壁ですが必ずなんとかなります。