twelve@青山円形劇場 | まっちゃんの歌舞伎ミュージカルお芝居 大好き!

まっちゃんの歌舞伎ミュージカルお芝居 大好き!

歌舞伎やミュージカルなど、お芝居のお話ししましょ~

twelve

望月龍平プロデュース【twelve】青山円形劇場へ行ってきました。

劇団四季ご出身の龍平さん、
私は、この公演まで存じ上げませんでした…
潜在力をいっぱい秘めた奇才の持ち主かと…
千穐楽のご挨拶に、静かな闘志を思いました。

「twelve」は、映画「12人の怒れる男」がモチーフ。
“ 19歳の少年の運命は12人の手に委ねられた… ”
“ 父親殺しの容疑は、果たして全て明白な事実なのだろうか ”
“ 陪審員に課せられたものは… ”
“ 誰もが有罪確定を信じて疑いもしなかったのに… ”
“ 一人だけ何かが納得できなかった… ”

全員一致が原則の陪審制にあって、
既に何もかも明白に証明されたかのような証拠の数々、
一人の尊い命のために…
事実の認定には、様々な推定、臆測、可能性、たられば、
深くて重い判断を求められます。

その“ たった一人の反旗 ” は8番陪審員の配役、
私のご贔屓の土居裕子さんでした。
被告人の弁護士をも凌ぐ疑問の提示から、他の陪審員の確信を揺らしていきます。
自分の信条や思想を培ってきたものが何なのか、
差別や偏見、理想と現実、生い立ちや経験、
検察も被告人も、証人も陪審員も、それぞれ訳あり負っているものがある…
思い込みや予見は、陪審にとって最も排除しなければならない…
何が事実だったのかだけを見極めなければならない…

“ 合理的な疑問 ” を少しずつ拾っていったら、
たった一人の思いは、他の人の判断をも覆すことに…

土居さん以外の陪審員も個性的なこと!!
村井国夫さん、今拓哉さん、山口馬木也さん、松原剛志さん、
キムスンラさん、青木結矢さん、井口恭子さん、
池田有希子さん、エリザベス・マリーさん、神田敦士さん、澤魁士さん、
老若男女、如何にも全く違う個性的な方々が揃いました。

初めて入った青山円形劇場、小さな空間だからこその緊迫感や臨場感、台詞の応酬、
命の重みを深く深く間近に考えさせられました。

曲がりなりにも少々刑事学をかじった者として、裁判員制度を直に体験してみたいと思いました。
果たして、自分の個人的感情や多数意見に惑わされたりしないだろうか…

龍平版「文七元結」観てみたい 上げ上げ