長男のベッキーは、6歳11ヶ月で僧帽弁閉鎖不全症で虹の橋に向かいました。
亡くなるちょうど1年前、狂犬病接種の際に獣医さんから
「心音が気になる」
と言われてから、1年間の投薬、入退院や検査、お散歩の時間短縮=運動制限、発作もありました。
ベッキーが虹の橋に旅立ってから、私は事あるごとにベッキーを思い出し、あれもしてあげれば、こうしていれば、と思うことばかりでした。寂しくて哀しくて切なくて、私はベッキーの思い出をアルバムをパワーポイントで作ることにしました。
知り合い宅で生まれたベッキーに初めて会いにいった日のことから始まり、日々の生活、お出かけや旅行、クリスマス等のイベントの写真、それぞれにコメントを付けて。
休みの日は、
「どの写真にしようか」
「コメントをどう書こうか」
「デザインをどうするか」
「内容の順番は」
など、ベッキーのことを思い出しながら作成を進めました。それが生きがいのようになっていたかもしれません。
作成が済み、印刷してアルバムに貼り、鑑札・動物病院の診察券・トリミングのポイントカード・検査結果表や診断書、こうしたものを最後のページに貼り付けて、3冊のベッキーのアルバムが完成しました。
完成後は夫婦で一緒に見ましたが、ベッキーが虹の橋に向かってから初めて、ベッキーの事で楽しかった思い出話で笑い合えました。
今になってみると、ペットロスから一歩前に進むことができた瞬間だったと思います。
我が家の長男シーズー、ベッキーは今でも私たち夫婦の宝もので、今は次男シーズー茶葉と一緒に、私たち夫婦と三男シーズーぽてとを見守っていてくれています。


















