新学期が始まって1ヶ月。GWも開けて、いよいよ各学年の勉強も本格化してきますね。


今日は「音読」のお話をしたいと思います。
音読、楽しいですよね〜。特に、書くことや、自分の考えをまとめて話す力がまだ十分育っていない低学年では、音読は最高の表現の場です。


小学校2年生。光村図書版の教科書では、「ふきのとう」の教材がありますね。光村の教科書に長年載っている、工藤直子さんの名作です。


     よがあけました。
     あさのひかりをあびて
     たけやぶの  たけのはっぱが
     「さむかったね。」
     「うん、さむかったね。」
     と  ささやいています。


まだ暖かくなる前の、ひんやり冷たい朝の風景が浮かんでくるようです。


ところで、低学年の音読では、一体何に気をつけて読まなければならないのでしょうか。


速さ?抑揚?場面の表現?


いやいや、実は、低学年はそこまでの力は求められないのです。よく、「気持ちを込めて読みましょう」と言われますが、それは中学年以降の指導。低学年は、語のまとまりや言葉の響きに気をつけることが大切なのです。


教科書を見ると、2年生の途中までの教材は、文節ごとに分けられています。

    よが  あけました。
    あさの  ひかりを  あびて

こんな感じです。これを、不適切な場所で区切ったり、拾い読みになっなりしなければ大丈夫。


あら、そのくらいならうちの子は完璧だわぁ、というお父様お母様。素晴らしい!お子さんはもう低学年の音読をマスターしてしまいました!
抑揚が〜、気持ちが〜、と口酸っぱく言わなくてもいいのです。


もちろん、抑揚をつけたり、気持ちを込めたりすることがダメなわけではありません。それが出来ている子には、こんな風に言ってあげてください。


「すごい!それは3年生で習うことなのに、もう出来ちゃうなんて!」


さらにこんな風に。


「ねえねえ、どうしてここを小さな声で読んだのかな?」


子どもたちはきっと、一生懸命考えて理由を話してくれるでしょう。もうそしたら褒めるしかありません。べた褒めです。親バカになりきって!


音読をする事で感じて欲しいのは、声に出して読むことの気持ち良さ。そして、やはり作品の面白さ。あれも、これもと多くを求めすぎないことが大切です。
絵本の読み聞かせのように、ゆるっと音読を楽しんでみませんか?




☆まとめ
・低学年の音読は、語のまとまりと言葉の響きにだけ気をつければいい。
・多くを求めず、声に出す気持ちよさや作品の面白さに浸ってみる。