「ねぇたっくんたまにはいつも通りのデートじゃなくてディズニーとか連れてってよ」
「えっ?ディズニー?別に行ってもいいけど行ったところでたいしていつもと変わんないよ」
「えー変わるよー!二人でテーマパークなんて行ったことないし、それになんていったってディズニーは夢の国なんだから」
「もちろん行くのはいいけど俺的にはいつもと変わんないと思うよ。だって場所は何処だろうとただ君に会った瞬間からそこは僕にとって夢の国にかわるから」
「やっだぁもぉうたっくんてば」
はいどうもミニシアター宮城です。
先日私は渋谷センター街のとあるビルの地下にあるjazz喫茶で一人お酒を呑みながらjazzを楽しんでいた。
バーボンをダブルで頼み、つまみはソルトピーナッツだけ。
そしてちょうどTHE PLATTERSの「Smoke get in your eyes」が流れ始めた頃一人の女性が話しかけてきたんだ。
女「珍しいですね。こんな所で若い男が一人で飲んでるなんて」
私「そちらこそ同じく珍しいですね。こんな所で若い女性が一人で飲んでるなんて。それに一つ付け加えるといくらでも一緒に飲む男には困らなさそうなほどの美人だ」
女「またぁ。そんなことないです。知ってました?jazzを聴きながら嘘ついたら駄目なんですよ」
私「そうなんですか?いやぁ初めて聞きました。でも美人は本当に嘘じゃないですよ。だってインディアンは嘘つかないって言うでしょ」
女「それは聞いたことあるけどそもそも貴方がインディアンに見えないわ(笑)」
私「jazzを聴きながら嘘はだめですよ」
女「いや本音でインディアンには見えないわよ(笑)」
私「あぁそれなら仕方ない(笑)」
女「ふふ。よかったら少し一緒に飲みませんか?」
私「えぇいいですよ。君みたいな美人と飲めるならルイ・アームストロングが生き返って一緒に飲もうと言われても断るよ」
女「ふふ。ありがとう。そんなjazzの巨匠と飲める奇跡より私をとってくれるなんて。でも何でこんな所で一人で飲んでるの?」
私「失恋の傷を癒しにきたつもりだけど、今となっては君に出会うためにここで一人飲んでたのかも」
女「出会ったばかりでよく言うわね」
私「本当さ。今俺の心の中ではルイが(What a Wonderful World)と歌ってるよ」
女「ふふ。でもこんな所で一人で飲みにくるなんて好きなの?」
私「えぇ美人だし話してみて嫌いではないですけど好きかはまだ出会ったばかりなのでもう少し一緒に飲んでみて判断してもいいですか?」
女「いや私のことじゃないですよ(笑)jazzがです(笑)」
私「あぁそっちでしたか。好きですよ。貴方は好きなんですか?」
女「えぇ一番好きだわ」
私「ありがとうございます」
女「いやjazzがね(笑)」
私「あーそっちかー。君は何で金曜の夜に一人で飲んでるんだい?」
女「私も失恋したの。だから大好きなjazzを聞きながら男を忘れるまで飲んでやろうと思ったんだけど、そしたらすごくタイプの男を見つけたから話しかけたの」
私「またぁ。本当に言ってるんですか?」
女「私が今まで貴方に嘘をついたことある?」
私「出会ったばかりでよく言うね。そんな事言われたら俺も本気で君を好きになってしまうよ」
女「貴方こそ本当に言ってる?嘘つきは泥棒の始まりよ」
私「嘘つきは泥棒の始まり?俺は本気だけど、それなら君はやっぱり嘘をついてるね。だって君はもう俺の心を盗んでる泥棒だ」
女「じゃあの諺が嘘よ」
はいということで最近告知というものを全くしておりませんでしたので今月からはちゃんと告知しまーす。
10月3日
きらめきニシキライブ
中野芸能小劇場
18時45分開演
10月4日
TEPPENライブ
中野小劇場
19時開演
10月12日
三木プロダクションまるライブ
新宿バイタス
19時開演
10月19日
334&インディゴイエロートークライブゲスト出演