先日、ある素敵なパーティにて私どもの剱舞を御披露させて頂くという嬉しい機会を頂戴いたしました。

その機会は、『六本木にこれほど「和」の閑静な場所があったとは…』と驚いてしまう隠れ家的レストランにて開催された、ある高名な漫画家の先生の一つの節目をお祝いするパーティにおいて頂戴いたしました。

私 どもが上演させて頂いたパフォーマンスは、そのパーティの主役であられる先生の代表的な連載で、10数年にわたって連載されたひとつの大作をモチーフにさ せて頂き、その作品から受けた僕たちの感動を剱舞作品にアレンジするという、大変畏れ多い、大変光栄な、そしてまた大変に緊張する企画でした。

レ ストランの中庭に本火の篝火をふたつ焚きつつ、約20分間ほど上演させて頂いたのですが、都会の喧噪がさほど遠くない場所から聞こえて来る中で、その中庭 だけは宗家のヤマト歌と、剱舞の懸け声、そして燃えさかる薪のパチパチという異質な音たちに満たされて、不思議な違和感の空間になっていたように思いま す。

上演後には先生から温かい御言葉を頂戴することが出来て、何ともホッとさせていただきました。

夜空と篝火と冬の風。
都会の片隅でも自然を感じながら舞わせて頂くことが出来た今回の経験は大変素晴らしいものでした。

余談ではありますが、以前から先生のファンであった石綱くんと大澤くんはずっと浮かれていました。朱美さんは和服の衣装でありながら、松竹衣装の石澤さんのコーディネイトによって大変セクシーになってしまいました。相澤さんは棒術の振付と格闘しながらも楽しそうでした。

この経験を僕ら桜月流に運んで来てくださった宗家の20年来の友人Sさんに深く感謝しています。

パーティの締めくくりに語られた先生の一言も感動的でした。

そしてまた、このパーティを先生にプレゼントされたSさんの目にうっすらと光るものにも我々は大変感動させられました。

なんとも夢のような夜でした。