「伝える力」 | mtkeTHのいろいろなお話

「伝える力」

さて、今日から手が空いたときにちょっとずつ書いていこうと思います。


最初のテーマは「伝える力」。


例えば「赤い、丸い」ではなんのことか全くわからないですが、「赤い、丸い、青森・長野が有名」などと情報が増えてくればなんのことかだんだん明確になってきます。または「赤い、丸い、果物」と言った『キーワード』を入れることで答えが明確になる場合もあります。そう、答えは「リンゴ」です。


なぜこんなことを言っているのかというと、私は求人広告を作成する会社で企画営業の業務に携わっている。お客様との原稿のやりとりで「もうちょっとインパクトがある感じで…」「ここは鮮やかな赤がいいなぁ…」といった指示を受けることがある。そしてお客様の指示を今度は原稿制作をする制作部の人間に伝達しなくてはならない。ここで重要になってくるのが「伝える力」なんです。


人間というのはすごく主観的だと思います。一概に「赤色」といっても人それぞれで「赤色」の概念が違うものです。ある人はピンクっぽい色を「赤色」と認識し、またある人はワインレッドに近い色を「赤色」と認識しているかもしれない。だから単純に「赤色にしてください」という伝達をすると自分が思っていたイメージと異なってしまうということが往々にしてあります。


私が心がけているのが「イメージの共有」です。たとえば「赤色」という指示が出たとします。ここで「たとえばリンゴのような赤色ですか?それともワインのような赤色ですか?」などと具体例を出して聞いてみます。ここで例に出すのは一般的なイメージがそんなに変わらないものがいいでしょう。こうしてお互いのイメージするものを統一することで伝達の精度が大幅に上がります。


広告の形に定型はないと思います(ある程度の型はあるでしょうが…)。お客様の思うもの、自分が提案するもの、情報を聞いて制作部がイメージするもののギャップをすこしでもなくすためにはこの「伝える力」が重要だと実感しています。