大切にしましょう。 | にゃんともワンダーランド

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猫ばっかの我が家の日常とオタクな話で進行していくと思います。猫好きさん、オタクな方はどうぞ。
ご指摘などは常識の範囲内でお願い致します。

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たまにある真面目なお話回。

日本の法律におけるにゃんやわんの立場は<物>。
たしかにまぁ納得はいかないのですが、ここは<物>ということで話を進めましょう。

里親詐欺ってありますね。まぁ譲渡詐欺というのでしょうか。私もあったことが実はありまして…本当に本当に胸が締め付けられ自分のふがいなさが悔やまれました…(これに関していろいろな経緯がありますが割愛いたします)

しかし動物愛護法ってありますがなかなか腰が重たいのもお役人でして、あんまり全てに適用されているとは言いがたいです。
実際動物関係で動いてくださる誠意ある方は非常に少ないのが実情です。

でもですよ、動物愛護云々おいておいても<物>であるならば譲渡詐欺ならば詐欺行為になりますし盗難にもなりますね。
もし泥棒に入られて大切な動物に何かあったら器物破損や盗難にもなります。

けれども動物においてあまりそういうきちんとした処置がとられない理由として私が思いますに、金品ではない、ということが考えれます。
実際落とし物などされた方で警察などに届け出たことがある場合結構ピンとくる方いらっしゃるのではないでしょうか?
何が入っていましたか?と聞かれ答えたものに対してブランド物ですか?と言われたり金品はどれくらい入っていましたかと言われたり。

物理的価値が目に見えてわかるものというのは誰にでもよくわかるものです。
奪われたというならば、被害者に対してどれくらいの損害が出たのかという話になりますね。
悲しいことですが要は損得勘定ということです。
<物>として扱われている以上、<物>としての処置しかされません。金品でないならばたいした処置はされません。

嘆かわしいことですが事実です。

動物の尊厳を訴えても、今その動物は<物>なので<物>の尊厳とは、となります。

無論動物の尊厳が認められるこの上ない環境が望みではありますが、法を改正する。そしてそれに伴った国民性や風潮の移行というのは一朝一夕でなりえるものではありません。

動物の尊厳を主張する傍らで今現在<物>として扱われる動物たちがもし事件に巻き込まれたりしたら、それはこちらは<物>として対処しなくてはいけません。
悲しいです。悔しいです。苦しいです。
けれども動物の尊厳を認められていないからこそ<物>として認識されているならば、<物>としてきちんと対処してもらえるようにしなければいけません。
動物の尊厳を主張したい気持ちは痛いほど解ります。けれどもそこを主張するだけでは彼らを守ることは出来ません。
嘆かわしいことですが認められていないことを主張してもただの口論になります。
今の彼らの立場でも少しでも守ってあげなくては。<物>として扱うことが厳しいのならば<動物>としてきちんと扱ってほしい。

生きて産まれて活動し続ける彼らに一日でも早く、快適な生活を送ることができますように。