毎朝早起きをして、どんなに丁寧に整えても、雨の日の湿気や体育の授業後などは汗で、すぐにうねうね広がり、ボンバーヘッドになってしまう私の髪の毛。




友達にくせ毛のことを指摘されたこともあり、当時周りの目が、気になって気になって仕方ありませんでした。




授業中も先生の話を聞きながら髪の毛が気になり、触る、触る、触る。




根元からグネグネと曲がっている後ろ髪が、特に酷かったので、後ろの席の人が、この醜いくせ毛を見て、どん引きしているのではないか。





汚い髪の毛だと、心の中で罵っているのではないか。





そう考えると、背中がカッと熱くなり、冷や汗が吹き出ました。





見ないでほしい。見ないで。見ないで。見ないで。





他の子のサラサラな髪の毛が羨ましくて仕方がなかった。




何かケアをしてるの?と尋ねた時の友達の答えは、「何もしてない!寝癖がついていたら濡らしてクシでとかすだけ!」




ああ、不公平。




その頃から、一際強くうねった髪の毛を、指の感覚を頼りに、探し出しては抜くという行為が癖になってました。




インターネットで【くせ毛 直す 自力】で検索をかけ見つけた、1回丸坊主にするとくせが弱くなるといった本当かどうか根拠もない記事。



信じた訳ではなかった。

しかし、僅かな希望から、坊主にすることはできないが、今生えている髪の毛を抜いたら、次に生えてくる新しい髪の毛は真っ直ぐかもしれない。




ほんの少しの希望だとしても縋りついた。




毎日、取り憑かれたかのように歪な髪の毛をつまんでは抜き続けました。




いつも私の周りには大量の髪の毛が落ちていましたが、私はそれを見ると不思議と安心するのです。




中学に上がる頃には、効果がないという悲しい事実に気付いていましたが、それでも止めることが出来ませんでした。




頭のてっぺんは薄くなり、頭皮が透けて見えていましたが、毛量の多い私は、このくらい薄くなってくれた方が丁度いい!とむしろ嬉しかったのです。