4年と7ヶ月。 | 〜 シゲさんの「疾風勁草」ログ 〜

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2014.6.1~ReNew!

〜Photologue〜

写真一枚からの日常ログを書き綴っていきます。

それと、、、(不定期になりますが)
東日本大震災から丸三年が過ぎた今、自身で経験したボランティア活動を一枚の写真から振り返っていきたいと思います。







昨日で東日本大震災から4年7ヶ月。



死者1万5893人、

行方不明者2567人、

合わせて1万8460人。(10/9 警察庁発表)



これに、

震災関連死(1都9県合計)3331人

を加えると(3/31 復興庁発表)、

亡くなった方総合計は2万1791人となる。







つい先日、

仕事を通して懇意にしている方と話した事がある。




その方、

東京の某有名百貨店から、

ワインの箱セット(10本入)を買ったという。



某百貨店の仕入れるものは間違いないと、

安くはないものを味見もせずに買ったと。



その話を聞いたとき、

その某百貨店に昨年就職した若者を思い出す。



彼は大学生協の被災地支援チームの一員で、

宮城県の被災地域に子供たちの学習支援として来ていた。



当時彼らは、

避難所や仮設住宅で満足に勉強ができない子や、

肉親が犠牲になった子供たちとの、

心の接点となるべく重要な役割を持っていた。



子供たちとのふれあいが主目的なので、

大学生だからこそ出来る貴重な役割。



そこで支援活動をしていた若者と今年春前に会った。



彼は大学を卒業し、先の某百貨店に勤めていた。

当時の面影を残しながらも立派な社会人の顔になっていた。



その彼はバイヤーとしての勉強をしながら、

ハンカチ売り場も担当しているという。



それ以来、

ハンカチを買う時は彼の百貨店に出向いている。



そして、

これまであまり気にした事のなかった百貨店の品揃え。



彼から聞いた言葉の数々から、品揃えや品定めに興味を持って見ていたところに先のワインの箱セットの話であった。



・・・もしかしたら、

彼がフランスから買い付けたものだろうか…。



間違いない商品であることをひっそりと願った。





もうひとつ繋がりがある。


その懇意にしている方が勤める会社を担当している若者がいる。



その若者(Tくん)も、

某百貨店の彼と同じく、

被災地の子どもへの学習支援隊の一員だった。



そのTくんとは既に接点があり、

彼の就職後、自分の会社に訪ねて来てくれた事がある。



そのTくんの会社で開発したシステムを、

その懇意な方の会社が日常的に利用しているのだ。



それを思ったとき、

人とヒトは必ずどこかで繋がっていると思った。



その繋がりは直接的ではなくても、

話を辿っていけばどこか繋がる接点がある。



そう、

その接点は自分以外は大した話ではないし、

ましてや自分以外にはその繋がりを実感するようなシーンがあるわけではない。



けれども、自分の中ではご縁が繋がる。

被災地支援で出来たご縁が繋がる。

その事がただただうれしい。



だって、、、

ご縁は繋げて活かすものだから。








東日本大震災による、

避難者数は19万4793人。



そして、県外避難者は5万2693人


その内訳。

福島県 4万4387人

宮城県 6797人

岩手県 1509人

(9月10日現在 復興庁発表)



福島県の数の膨大さにあらためて驚く。





ご縁に感謝。



これからも、共に前へ。





-END-