ヤマボウシの実。~その思い出 | 〜 シゲさんの「疾風勁草」ログ 〜

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2014.6.1~ReNew!

〜Photologue〜

写真一枚からの日常ログを書き綴っていきます。

それと、、、(不定期になりますが)
東日本大震災から丸三年が過ぎた今、自身で経験したボランティア活動を一枚の写真から振り返っていきたいと思います。






8月最後の月曜も、

しとしと雨からのスタートです。




からりとした夏の名残りを楽しむことなく、

秋に突入した感。。。




こうなれば、、、

秋晴れの9月に期待します♪






写真は、ヤマボウシの実。



今、庭のヤマボウシから無数に落ちてくる。



今年初夏、

今までにないくらいに見事な花をつけ、

木のてっぺん一面が真っ白に覆われた。





このヤマボウシの実、

・・・食べるとどこか南国の味がする…。



こう教えてくれたのは、

園芸家の柳生真吾さんだった。



父親は俳優の柳生博さん。



その真吾さん、

もう十年以上も前、、、

NHK「趣味の園芸」のキャスターを務めた。



自宅の八ヶ岳から放送される映像を見て、

自然のワクワクする楽しみを数多く教わった。




・・・その真吾さん、

今年の五月に亡くなる。



まだ47歳の若さで。。。





2006年発行の、

「男のガーデニング入門」

という、

角川新書の初版本が今でも自分のバイブル。




八ヶ岳の自宅庭からのカラー写真が差し込まれた素敵な一冊。




真吾さんが亡くなったこの年に、

自宅のヤマボウシの実が今までにないくらい実ったことに不思議な縁を感じる。




実は、ヤマボウシの実が南国の味という言葉がずっと頭の記憶に残っていて、

それを目の当たりに体感したのが今の自宅に越してきた約10年前。



そう、このヤマボウシが、

この家のシンボルツリーだった。




その年、まだ若木のヤマボウシの実を食べると、

真吾さんの言葉に触れた気持ちになって、

なるほどこれだったか!・・・と、

一人うれしく思ったことを思い出す。





真吾さん、ありがとう。



真吾さんの亡くなった年、

大豊作になりました。



植物と触れる生活の愛しさを、

あなたから教えてもらいました。



今年のヤマボウシの実の味は、

とても熟した、まさに南国の味でした。






さて、

今週は早、9月に入ります。



会社の決算でいえば、上半期の終わり。

学校は新しい学期が始まります。





気合いを入れ直し、

ぼちぼちまいりましょう。





-END-