先月訪問した、
宮城県七ヶ浜町のボラセンでの一枚。
この日、、、
大震災からのボランティア活動記録のデータが見れないという、地元松浦さん(写真左)のご要望で即席パソコン教室が開かれた。
臨時講師陣が登場し、無事問題解決。
この町には某IT企業から寄贈されたノートPCが数台あり、
震災の翌々年、
主に仮設住宅に住む方を対象にパソコン教室が開かれた。
そう、
心のケア活動の一環として。
そして、たまたまだけど、
自分はその第一回目の講師をさせていただいた。
その日は自分以外の4,5名のボランティア講師とほぼほぼマンツーマンで、まさに手取り足取りの和気あいあいとして教室を開催した。
・・・心がけたのは、
それぞれの方のニーズに特化すること。
二日間でその思いを形に仕上げること。
ただし、
慌てず、急がず、
次またの機会への参加に繋げること…。
最初の顔合わせでその思いを一人ひとりからお聞きした。
若いお母さんは、
子供と撮った写真を年賀状にして出したいと。
シニアなお爺さまは、、、
愛する人にワープロで手紙を書きたいと。
(あまりの直球でドキッ)
そして、以前、
被災後の仮住まいの片づけをお手伝いした事がある、Hさんも参加されていた。
70代後半のHさんのニーズ。
それは自宅にあるプリンタを使えるようにしたいこと。
なので、大きなプリンタを持ち込んでの学習となった。
お洒落で真面目なHさんは、
笑顔を振りまき頑張って目標を達成した。
さらに翌月も開催された教室に参加し、
驚くことに、全国からボランティアに来た方々と繋がりたい!
ということから、FaceBookを勉強した。
その日の午後、
HさんからFaceBookに友達申請が来た。
フルネームを漢字で知ったのもその時だし、
自分は千葉・柏の自宅に居たわけで、
この時の驚きと喜びは今も忘れらない。
たまらず、
当日の講師に確認の連絡をしたほど。。。
そのHさんが、、、
・・・昨年亡くなったと。。。
この日初めて知る。
悲しくて、悲しくて。。。
あっという間ではないかと…涙が溢れた。
でも一方、
尊敬に値する方との出会いに感謝し、
真剣誠実に学ぶあの姿を思い出し、
Hさんを自分の体に刻み込もうと思った。
・・・前回、
七ヶ浜に訪問して、
元気だった方の訃報を何人か知りました。
心よりお悔やみ申し上げます。
あの大震災にも負けず、
強く生きたその姿を私は忘れません。
その生き様を、
自分の生き方・死に方に必ずや活かしたいと思います。
・・・今日で四年たった朝に…。
-END-