今日で4年の朝に。~パソコン教室の思い出 | 〜 シゲさんの「疾風勁草」ログ 〜

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2014.6.1~ReNew!

〜Photologue〜

写真一枚からの日常ログを書き綴っていきます。

それと、、、(不定期になりますが)
東日本大震災から丸三年が過ぎた今、自身で経験したボランティア活動を一枚の写真から振り返っていきたいと思います。




先月訪問した、

宮城県七ヶ浜町のボラセンでの一枚。



この日、、、

大震災からのボランティア活動記録のデータが見れないという、地元松浦さん(写真左)のご要望で即席パソコン教室が開かれた。


臨時講師陣が登場し、無事問題解決。




この町には某IT企業から寄贈されたノートPCが数台あり、

震災の翌々年、

主に仮設住宅に住む方を対象にパソコン教室が開かれた。



そう、

心のケア活動の一環として。




そして、たまたまだけど、

自分はその第一回目の講師をさせていただいた。




その日は自分以外の4,5名のボランティア講師とほぼほぼマンツーマンで、まさに手取り足取りの和気あいあいとして教室を開催した。




・・・心がけたのは、

それぞれの方のニーズに特化すること。

二日間でその思いを形に仕上げること。




ただし、

慌てず、急がず、

次またの機会への参加に繋げること…。




最初の顔合わせでその思いを一人ひとりからお聞きした。




若いお母さんは、

子供と撮った写真を年賀状にして出したいと。



シニアなお爺さまは、、、

愛する人にワープロで手紙を書きたいと。
(あまりの直球でドキッ)



そして、以前、

被災後の仮住まいの片づけをお手伝いした事がある、Hさんも参加されていた。



70代後半のHさんのニーズ。

それは自宅にあるプリンタを使えるようにしたいこと。


なので、大きなプリンタを持ち込んでの学習となった。




お洒落で真面目なHさんは、

笑顔を振りまき頑張って目標を達成した。



さらに翌月も開催された教室に参加し、

驚くことに、全国からボランティアに来た方々と繋がりたい!

ということから、FaceBookを勉強した。




その日の午後、

HさんからFaceBookに友達申請が来た。



フルネームを漢字で知ったのもその時だし、

自分は千葉・柏の自宅に居たわけで、

この時の驚きと喜びは今も忘れらない。




たまらず、

当日の講師に確認の連絡をしたほど。。。




そのHさんが、、、




・・・昨年亡くなったと。。。


この日初めて知る。








悲しくて、悲しくて。。。


あっという間ではないかと…涙が溢れた。




でも一方、

尊敬に値する方との出会いに感謝し、

真剣誠実に学ぶあの姿を思い出し、

Hさんを自分の体に刻み込もうと思った。








・・・前回、

七ヶ浜に訪問して、

元気だった方の訃報を何人か知りました。




心よりお悔やみ申し上げます。




あの大震災にも負けず、

強く生きたその姿を私は忘れません。




その生き様を、

自分の生き方・死に方に必ずや活かしたいと思います。





・・・今日で四年たった朝に…。




-END-